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NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

ユヴァル・ノア・ハラリ and 柴田裕之

河出書房新社 / 2025-03-05

累計読者数58
平均ハイライト数 24.3件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 72/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 45%

この本について

最近、SNSを見ていて「なんでこんなに怒りっぽい世界になってるんだろう」と感じることが増えました。自分の意見なのか、アルゴリズムに誘導された反応なのか、境界がよく分からなくなる瞬間もあります。情報に流されている気がするのに、どう対処すればいいのかは曖昧なまま…。そんなモヤモヤを抱えている人には、この本の視点がけっこう効きます。 ハラリは「ネットワークの中で、コンピューターがすでに人間と同じ“行為主体”として動き始めている」と語ります。つまり、単なる道具ではなく、自分で決め、考え、私たち同士の関係を組み替えてしまう存在になりつつあるということ。例えば、怒りや憎しみを広げる投稿が伸びるのは、人間の性質を見抜いたアルゴリズムが、エンゲージメントの最大化という目標を忠実に追っているだけ…という描き方が妙に腑に落ちます。また、監視の話も国家だけでは終わらず、私たちが日々の会話を通して機械に自分を“学習させている”という視点は、行動の細部を見直すきっかけになります。 読んでみて思ったのは、「AIが怖い/便利」という二択じゃなく、自分がどの連鎖にどう関わっているのかを一度立ち止まって見直す本なんだということ。未来を決める主導権がまだ人間に残っているのなら、その責任も含めて考えておきたい。そんな温度感の一冊です。 自分の思考がどこまで自分のものなのか、不安を抱えたまま進んでいる人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『サピエンス全史』を超える衝撃―― 知の巨人、6年ぶりの書き下ろし超大作 「ネクサス」(NEXUS)とは? ――「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」などの意 人間ならざる知能を前に 人間の「絆」(ネットワーク)を守れるか? AIの真の新しさとは何か? それは、自ら決定を下したり、新しい考えを生み出したりすることができるようになった史上初のテクノロジーだという点にある。 私たちは、ついに「人間のものとは異質の知能」(エイリアン・インテリジェンス)と対峙することになったのだ。 * 憎悪の拡散、常時オンの監視、ブラックボックスの中で下される決定……。 AIが社会の分断を加速させ、ついには全人類から力を奪い、人間と人間以外という究極の分断を生み出すのを防ぐことはできるのか? * 今こそ、過去の歴史に学ぶときだ―― 古代ローマの政争や、近世の魔女狩り、ナポレオンの生涯などから得られる教訓を通じて、知の巨人が「AI革命」の射程を明らかにする。 情報により発展を遂げた人類は、情報により没落する宿命なのか。本書のAI論は、混迷する世界で民主主義を守るための羅針盤になるだろう。 ——斎藤幸平氏(経済思想家・『人新世の「資本論」』著者) その深い洞察は、私たちが著書『PLURALITY』で提唱する多元的な共創の原理とも響き合い、進化するデジタル時代で人々を導く羅針盤となる。 ——オードリー・タン氏(台湾・初代デジタル発展相)
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