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アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか (集英社新書)

アルゴリズム・AIを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか (集英社新書)

宇田川敦史

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この本について

SNSを見ていると、自分の感覚がどこまで本心で、どこからアルゴリズムに誘導されているのか分からなくなる瞬間があります。インプレッションやおすすめ欄に振り回されて、気づけば同じ意見ばかりを見ていたり、なんとなく多数派に合わせている気がして落ち着かない。僕もそのモヤモヤを放置したまま過ごしていた時期が長かったです。 この本は、そういう「説明しづらい違和感」に、言葉と構造を与えてくれました。機械の一貫性を正しさだと思い込みやすい理由や、プラットフォームが僕らを“ユーザー”ではなく“原材料”として扱っている現実、そしてエコーチェンバーがどう再帰的に強化されていくのか。ふわっとしていた不安が、具体的な仕組みとして見えてくるだけでも、情報との距離感がかなり変わります。個人的には、アルゴリズムに組み込まれた設計者の価値観が避けられないという指摘が、いちばん腹落ちしました。 「SNSやAIを使うのは便利だけど、どこまで信用していいのか判断しにくい」と感じている人に向くと思います。過度に恐れさせるタイプの本ではなく、現実をフラットに理解するための土台を渡してくれる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

あなたの選択はすでに誘導されている!? 生成AIをはじめ技術の進歩が加速するなか、GoogleやAmazon、X、食べログなどのデジタル・メディアに惑わされないためには「アルゴリズム・AIを疑う力」を身に着けることが重要だ。 わたしたちが日常的に使っているこれらを例にデジタル・メディアやAIのしくみをわかりやすく解説する。 ■内容紹介■ 生成AIを筆頭に新しい技術の進歩は増すばかりの昨今。SNSや検索エンジンなどの情報は「アルゴリズム」によって選別されている。しかし私たちはそのしくみを知らないままで利用していることも多い。アルゴリズムを紐解くことは、偏った情報摂取に気づき、主体的にメディアを利用する第一歩なのである。 本書は、アマゾンや食べログなどを例に、デジタル・メディアやAIのしくみを解説。ブラックボックス化している内部構造への想像力を高めることを通じて、アルゴリズム・AIを疑うための視点を提示する。メディア・リテラシーのアップデートを図る書。 ■著者プロフィール■ 一九七七年東京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、日本IBMや楽天にてWeb開発、デジタル・マーケティング、UXデザイン等に従事。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー。著書に『Google SEOのメディア論: 検索エンジン・アルゴリズムの変容を追う』などがある。 ■目次■ はじめに 第1章アルゴリズムとは 1 アルゴリズムの日常性 2 アルゴリズムの基本構造 3 アルゴリズムとAIの違い 第2章アルゴリズムの実際 1 グーグルのランキング・アルゴリズム 2 アマゾンのレコメンド・アルゴリズム 3 食べログのレビュー・スコアリング 4 Xのタイムライン表示アルゴリズム 5 アルゴリズムと「プラットフォーム資本主義」 第3章アルゴリズムと社会問題 1 認知資源を奪い合うアルゴリズム 2 情報選別の権力となるアルゴリズム 3 マーケティング装置としてのアルゴリズム 4 偽情報・誤情報を拡散するアルゴリズム 5 ユーザーを商品化するアルゴリズム 第4章アルゴリズムとブラックボックス 1 ブラックボックスとは 2 誰がブラックボックスを作るのか 3 アルゴリズムの公開は可能か 第5章アルゴリズムのメディア・リテラシー 1 メディア・リテラシーとは 2 メディア・インフラ・リテラシーの可能性 3 アルゴリズムを相対化する視座 おわりに
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