
ネットで故人の声を聴け~死にゆく人々の本音~ (光文社新書)
古田 雄介
光文社 / 2022-03
累計読者数4
平均ハイライト数 4.3件/人
star総合評価 45/100
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この本について
身近な人の病気や死を前にすると、ネットで体験談を探しては逆に不安が増してしまうことがあります。知識を得たい気持ちと、答えのない現実のあいだで揺れる感じ、僕もよくわかります。 この本は、そうした“揺れ”のなかで情報とどう向き合うかを落ち着いて考えさせてくれました。たとえば、闘病記は一冊ごとに背景も時期もバラバラで、治療法も日々更新されていくから、そこに書かれたストーリーをそのまま自分に当てはめない方がいいという視点。あるいは、100人いれば100通りの闘病があるという当たり前だけど忘れがちな事実。読む側が“主治医になったつもりで客観的に”という距離感も、ネット検索に疲れた頭を少し冷やしてくれます。 さらに、配偶者の死が人生最大級のストレスだという指標の話も出てきて、「自分がしんどいのは当然なんだ」と静かに納得できる。情報の海に飲まれず、今の自分の感情や状況をどう扱えばいいかを整える手がかりが多い一冊でした。 大切な人のことを考えすぎて心が落ち着かない人、そしてネットの体験談との距離の取り方に悩んでいる人に、そっと届けばいいなと思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの80%が集中しています。
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出版社による紹介
いわゆる「闘病ブログ」やそれに類するホームページ、日々を綴ったSNSの残された投稿からは、故人が生前に抱いた死に際しての本音が聞こえてくることがある。一歩踏み入れた先には、ごく近い家族ですら聞けなかった、本音が広がっている可能性もある。絶えずファンが“墓参”し追悼が続いているケースや、放置されずに何代にもわたって運営が継続され、守り続けられているサイトもある。インターネットと「死」をとりまく環境は時代によって大きく変化していく。消えずに残された過去は、生きている私たちの現在と未来をどう方向づけるのか?故人がインターネットに残した足跡とどう向き合うのが正解なのか?空間や時間をこえて届いた鮮烈なメッセージに耳を傾ける。
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