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歴史の予兆を読む (朝日新書)

歴史の予兆を読む (朝日新書)

池上 彰、保阪 正康

株式会社朝日新聞出版 / 2022-06-13

累計読者数3
平均ハイライト数 67件/人
推定読了時間 約3時間37分
star総合評価 66/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

最近、社会のニュースを見ても歴史の話題を聞いても、「結局、何が本質なんだろう…」と立ち止まることが増えてきました。戦争や格差、国際政治みたいな大きいテーマって、日常の自分とは遠いようで、実はじわじわ影響してきますよね。でも、考えようとすると抽象論やスローガンばかりで掴みどころがない。そんなモヤモヤを抱えている人には、この本はかなり相性がいいと思いました。 特に刺さったのは、歴史の出来事が「突然起きた悲劇」ではなく、社会の変化や積み重ねの末に生まれる“予兆”として語られているところです。アメリカの製造業の空洞化がオピオイド中毒につながった話や、日本の農村の疲弊が事件の遠因になっていった話など、一見関係なさそうな点が線でつながっていく。そのプロセスを見ると、「今の社会の違和感」を自分の生活レベルまで引き寄せて考えられるようになります。 もう一つ大きかったのは、「議論を日常に持ち込まない社会の危うさ」を静かに指摘している点です。尖閣でもSDGsでも、踏み込んだ話をした瞬間にレッテルが貼られてしまう。その空気が続くと、考えるべきことを先送りしてしまう。これは身に覚えのある感覚で、少しドキッとしました。 世界の動きを短絡的に説明しないで、「なぜそうなるのか」を生活者の視点まで降ろしてくれる一冊です。社会の空気の変化に敏感だけど、どう捉えればいいか迷っている人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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