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貧しき人々 (光文社古典新訳文庫)

貧しき人々 (光文社古典新訳文庫)

ドストエフスキー and 安岡 治子

累計読者数6
平均ハイライト数 18件/人
star総合評価 52/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、相手の気持ちを深読みしすぎて疲れることがありませんか。親切にしたつもりが裏目に出たり、逆に誰かの何気ない一言にぐらついたりして、「自分はすぐ揺れてしまうな」と落ち込む日もあると思います。 『貧しき人々』を読むと、その揺れそのものが人間としてごく普通の反応なんだと少しだけ安心します。手紙だけで語られるマカールとワーレンカの関係には、善意が空回りしたり、誤解が積み重なったり、気恥ずかしいほど不器用なやり取りが続きます。特に、周囲の噂や身分差に追い詰められながら、それでも「相手を思おう」とする姿勢には、自分の生活にも覚えがありました。 読んでいてつらくなるほどの貧しさや孤独が描かれる一方で、手紙の行間からにじむ小さな誠実さが、混乱の中でも人は誰かに向かって書き続けられるのだと教えてくれます。環境が悪くても、関係がぎこちなくても、その不安定さを抱えたままやっていくしかない日々に、静かに寄り添ってくれる本です。 人からの言葉にいちいち揺れてしまう人、そしてその揺れを責めがちな人に、そっと刺さると思います。

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