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ぼくらは嘘でつながっている。――元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法

ぼくらは嘘でつながっている。――元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法

浅生 鴨

累計読者数3
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star総合評価 42/100
boltライト読書型

この本について

人と話していて、「なんであの人はあんなことを言ったんだろう」とか、「自分の受け取り方がおかしいのかな」とか、モヤモヤが長引くことってありますよね。相手の言葉の裏を読もうとして疲れたり、逆に自分の記憶がどこまで正しいのか不安になったり。僕もけっこうここで立ち止まりがちです。 浅生鴨さんの『ぼくらは嘘でつながっている。』は、そのモヤモヤを力技で消すのではなく、「そもそも僕たちの見ている世界は一致していない」という前提から話をしてくれます。抜粋にもありますが、記憶は勝手に変わっていくし、同じ場所にいても注目しているものは人によって違う。だから“事実”は一つでも、“真実”は人の数だけある。ここを腹落ちさせると、人の言動に振り回される場面が少し減るんですよね。 もう一つおもしろいのは、嘘を「身を守るための道具」と捉える視点です。他人の嘘に敏感になりすぎると疲れますが、著者は自分自身も日常的に嘘を使いながら、外からの影響を受けすぎないようにしていると語っています。嘘=悪ではなく、関係性の中で生まれる調整機能のようなものとして扱う感じが、妙に実感を伴っていました。 人間関係に正解を求めすぎてしんどくなっている人、あるいは「自分の感じ方はこれでいいのか」とつい考え込みやすい人には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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