
なぜ、TikTokは世界一になれたのか?
マシュー・ブレナン、露久保由美子
かんき出版 / 2022-07-21
この本について
仕事でプロダクトの伸ばし方を考えていると、「結局どこから手をつければいいんだろう」と手が止まることがよくあります。自分の勘で動いても外れるし、他社事例を見ても表面だけ真似してもうまくいかない。そんなときにこの本を読むと、数字や仕組みの裏側まで踏み込んだ“現実の動き方”が見えてきて、少し地に足がつく感じがしました。 印象的だったのは、TikTokが表のキラキラしたアプリではなく、泥臭い検証と徹底的な仕組み化で育っていった事実です。たとえばユーザーの定着率を左右する「最初の100本」に全振りする姿勢や、端末にプリインストールするための地道すぎるオペレーションなど、一見スマートさから遠い行動が結果的に大きな差を生んでいる。あと、アルゴリズム審査の過程を読むと、バズが「運」ではなく設計の延長線にあるものとして扱われているのがわかり、自分の仕事に置き換えたときにも考え直すポイントが多かったです。 さらに、初期のバイトダンスが数十のアプリを次々に試し、いくつかは捨てながら前進した話も、プロダクトづくりを「一発勝負」にしない視点として励まされました。迷いながらも仮説を動かし続けることの大事さが、具体的なエピソードで残ります。 プロダクトやコンテンツに関わっていて、「がんばっているつもりなのに成果につながらない」と感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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