
フェイスブック 不屈の未来戦略 (T's BUSINESS DESIGN)
マイク・ホフリンガー、大熊 希美、滑川 海彦
この本について
プロダクトづくりでも採用でも、目の前の数字を追いながら「そもそ自分は何を目指しているんだっけ」と立ち止まる瞬間ってありますよね。頑張っているのに手応えが薄いとか、やることが増えすぎて本質がぼやけてくるとか。僕もそこをぐるぐる回ってしまうタイプで、そんな時に読むタイミングがちょうどよかったのがこの本でした。 フェイスブックがここまで伸びた理由を、単なる成功譚ではなく、指標の選び方やニュースフィードの設計思想、人材の集め方といった“意思決定の筋道”として描いてくれるんですが、これが思った以上に現場の判断にそのまま効きます。たとえば、ユーザーの行動を「見る/見ない」だけで測らず、滞在時間や離脱の仕方まで細かく見る姿勢は、自分のプロダクトでも何を観察すべきか考え直すきっかけになりましたし、機能を足すよりも「引き算」が価値につながるという話は、迷ったときの判断基準としてかなり実践的です。 もうひとつ刺さったのは、優秀な人材を集める話が“給料”でも“勢い”でもなく、ミッションの強度に紐づいて語られている点です。数字の根拠はさておき、作り手の力が桁違いに価値を生むという感覚は、少人数チームで働いているとよく分かるんですよね。「この仕事は何を変えようとしているのか」を言語化しきれていないと、結局チームもプロダクトもブレるんだなと痛感しました。 視界が散らかりがちな人ほど得るものが多い本です。特に「プロダクトの軸を見失いかけている感覚がある人」にはかなりフィットすると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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