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アポロ18号の殺人 上 (ハヤカワ文庫SF)

アポロ18号の殺人 上 (ハヤカワ文庫SF)

クリス ハドフィールド、中原 尚哉

早川書房 / 2022-08-03

累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約4時間6分
star総合評価 17/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事で自分の意見が軽く扱われる時ってありますよね。現場でやっているからこそ気づく違和感があるのに、決定権のある人たちには届かないまま物事が動いていく。言ったところで面倒ごとになるだけだし、結局「黙って合わせるしかないのか」とモヤモヤが残るあの感じです。 『アポロ18号の殺人』の抜粋を読んだとき、多くの人が保存したのはまさにそのモヤモヤと重なる部分だと思いました。命がけの宇宙飛行士でさえ、舞台裏の判断には逆らえない。その構図があまりにリアルで、フィクションなのに現実の職場を見ているようでした。ただ、この本が面白いのは、その“力関係の歪み”が物語の緊張感を生むだけでなく、登場人物たちがどう折り合いをつけて動いていくのかが丁寧に描かれているところです。 読み進めるほど、「自分ならどう判断するだろう」と自然に考えさせられます。権限がなくてもできるリスク管理の仕方とか、伝えても通らない前提の中でどう振る舞うかとか、現実の仕事に置き換えられる場面が多いんです。宇宙という極端な環境だからこそ、普段の職場では見過ごしてしまう“判断の裏側”がくっきり見えてくる感覚があります。 組織の中で意思決定の重さに疲れた人、あるいは「現場の声ってどこまで届くんだろう」と感じている人には特に刺さるはずです。フィクションとして普通に面白いのに、読み終えたあとに自分の働き方をそっと振り返らせてくれる、そんな一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1973年、アポロ18号の打ち上げを間近に控え、カズ・ゼメキスはヒューストンのNASA有人宇宙船センターに軍の連絡将校として着任する。宇宙飛行士候補だった彼には、特別な思いのある任務だ。最後の月着陸となる今回のミッションは、ソ連の軌道上偵察ステーションと月面探査車を対象とした軍事目的となる。だがその直前、事故が起きた――架空のアポロ18号を題材にして宇宙飛行士の著者が描いた、もう一つの宇宙開発史
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