ヨムナビ
なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか? (岩波ジュニア新書)

なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか? (岩波ジュニア新書)

中野 美代子

岩波書店 / 2013-09-20

累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約4時間8分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

日々仕事に追われていると、自分が見ている世界がやけに平面的に感じることがあって、「もう少し別の角度から物事を見られたらな」と思う瞬間がありませんか。知識を増やしたいというより、思考の窓をちょっとだけ広げたい。でも教養書を読むと難しさだけが残る、みたいなあの感覚。僕もけっこうそこでつまずきがちです。 この本を読んで面白かったのは、孫悟空やサルのイメージが、文化ごとにどう解釈されてきたかが具体的に描かれている点でした。たとえば、テナガザルの腕渡りを“仙人のようだ”と捉える中国人の感覚に触れると、「同じ動物を見ているのに、ここまで発想が違うのか」と驚かされます。あるいは、日本ではかわいい歌のイメージのアイアイが、本来は“驚きの叫び”から名付けられたことを知ると、ひとつの言葉の裏にどれだけの背景が詰まっているのかがよくわかります。こういう細部が積み重なることで、世界の見え方が少し立体的になるんですよね。 さらに、孫悟空が龍の力を受け継いでいたり、馬の保護者としてのサルのイメージがインドから東南アジアに広く分布していたりと、自分が物語だと思い込んでいた部分が、地域の信仰や生活文化とつながっているのが実感できます。神話や物語が“教養のための知識”ではなく、具体的な人々の感覚から積み上がったものだとわかると、読み方そのものが変わってきます。 神話や物語を、もう少し生活に近い目線で読み直してみたい人に刺さる本だと思います。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は1に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

孫悟空の武器である如意金箍棒の端っこには、かれのあたまの輪っかと似た輪っかがはまっています。これには実は、深いわけがあるのです。玄奘三蔵の史実の旅から約900年もかかって、明の時代に完成した『西遊記』。その謎に満ちた世界を、みなさんと一緒に読み解いていきます。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要