
稼げるフリーランスの法則 (日本経済新聞出版)
田中祐樹
日経BP / 2022-08-23
この本について
フリーランスで働いていると、「自分がどこまで役に立てるのか」「どの案件を受けるべきか」「期待値とのズレで消耗しそう」みたいなモヤモヤが、どうしてもつきまといます。僕も独立直後は、クライアントに合わせすぎて疲れたり、できることとできないことの境目があいまいになったりしていました。 この本がよかったのは、その境目を現実的なラインで示してくれたところです。たとえば、外部人材にはできないことが確かにあるという前提を置いたうえで、「勝てるプロジェクト」の作り方がかなり具体的に書かれています。最初の三カ月で信用を積む理由や、曖昧な依頼を受けない判断軸、見積もりを不必要に安く見せない工夫など、実際の現場で迷ってきた人ほど腑に落ちるはずです。過程を丁寧に共有するだけで関係が安定する、という話も、個人的にはかなり救われました。 もう一つ印象的だったのは、「楽しさ」を基準に仕事を選んでもいい、という視点です。単価だけで判断すると苦しくなるけれど、自分の挑戦したい領域や、相性のいいクライアントとの仕事は、確かに長く続けやすい。稼ぐための合理性と、働き方の満足度のバランスをどう取るか、という点でヒントが多かったです。 独立してまだ手探りの人や、外部人材としての限界と可能性を知りたい人には、特に刺さると思います。僕みたいに「もう少しうまいやり方があるはずなんだけど、言語化できない」というタイプにはちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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