
人を動かす「正論」の伝え方
藤井聡
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-09-01
累計読者数6
平均ハイライト数 8.8件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 53/100
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この本について
仕事でも私生活でも、正しいと思うことを口にした途端、場がザワつく感じってありますよね。言っていることは間違っていないはずなのに、相手が固まり、結局こちらも「まぁいいか」で流してしまう。正論って、出した瞬間に空気を壊すカードみたいで、扱いづらいなぁと僕もずっと思っていました。 この本が面白いのは、「正論=理屈が正しいこと」ではなく、「それを主張することで誰かを幸せにできるか」という視点で語っているところです。理想と現実の差をちゃんと見たうえで、相手の反応に合わせて自分の言い方も調整していく。その循環こそが、相手を尊重するということなんだと腑に落ちました。また、正論を通すには、敵をねじ伏せるよりも、少しずつ理解してくれる仲間を増やす方が現実的、という話も刺さりました。自分の言葉が届く範囲をじわっと広げるイメージです。 さらに、「手段の目的化」に陥りやすいという指摘も、日々の仕事を思い出して妙に納得しました。やる意味が薄くなっているルーティンに振り回されているとき、この視点は一度立ち止まるきっかけになります。 正しさを押しつけるのではなく、「どうすれば届く形になるか」で悩んでいる人に向いている一冊です。私自身、正面突破ばかりでうまくいかない時期に読んで、力みが少し抜けました。
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出版社による紹介
譲れない思いを上手に伝える技術! 正しいことを主張する時は 「言い方」が10割! 皆さんは「正論」と聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか? 「どうもあいつは正論ばかり振りかざすヤツだ」とか、「正論を言う前に、あなたの本音が聞きたい」などと使われるように、あまりいいイメージを持たない人も多いのではないでしょうか。 これが欧米などの社会になると、かなり状況が異なります。「正論」を主張するのは当たり前で、それが社会のためにもなるのだという確信の下、主張されるわけです。 ところが日本の場合、理屈が正しいかどうかより、その場の空気や流れを重んじます。理屈では明らかにおかしいと思うことに対して、心の中ではおかしいと思っていても声を上げません。 「無理が通れば道理が引っ込む」という言葉があります。いまの日本の社会を見ると、本来そうであるべき「道理」がことごとく端に追いやられ、間違った考えややり方=「無理」がまかり通っていることがそこかしこに見られます。 皆さんの職場を振り返ってみて下さい。どう考えてもおかしいと思われるルールや習慣がありませんか? 出張の際のこまごました規定や持ち帰りの残業、恣意的な人事など、本当ならばおかしいと思われることがあっても、社内で異議を唱える人がいない……。 このままだと組織自体が潰れてしまうし、その前に自分自身が潰れてしまう。そういう切迫したケースもあるでしょう。 筆者自身、これ以上財務省の好きにさせていたら、日本が潰れてしまう。とてもこのまま見過ごしておくわけにはいかない──という思いから「積極財政論」という「正論」を主張し、徐々に賛同者を増やしてきました。 相手が巨大であるほど、それを覆すのは容易ではありません。部下が上司に対して、正面から正論をぶつけても跳ね返されるのがオチでしょう。 ではどのように伝えれば、相手を動かすことができるのか、その戦略と法則を本書でじっくり確認してみてください。 【本書の構成】 はじめに 正しいことほど伝え方が難しい 第1章 正論とは弱者が強者に立ち向かう唯一無二の武器 第2章 人を動かすために必要な「方便」の使い方 第3章 正論の「組み立て方」と「通し方」 第4章 「敵」を説得する前に「味方」を増やすことが大事 第5章 人を動かすには「諦め」「意地」「媚び」が必要 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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