
無職になったら読む本: 誰も教えてくれない無職期間の過ごし方
谷崎 玄明
KADOKAWA
この本について
無職になった時って、時間だけはやたらあるのに、心はずっと落ち着かないまま…みたいな状態になりがちですよね。やらなきゃと思うことは多いのに、頭の中は散らかっていて、スマホを触っているだけで一日が終わる感じ。自分も似たような時期があったので、あの焦りと無力感はよく分かります。 この本が面白いのは、「無職期間をどう埋めるか」ではなく「どう使い直すか」という視点で書かれているところです。例えば、考えることを整理するために“A・B・Cのリスト”を作る話は、次の仕事を焦って考えて空回りしていた自分にはかなり効きました。考えないと決めるだけで、思考の渋滞がかなり減るんですよね。それから、歩くことや運動を勧めるくだりも、ただの健康論ではなく「長い時間を自分のために使う経験」として紹介されていて、読むだけで少し体を動かしたくなります。五万歩とかフルマラソン級に歩く話は極端に聞こえるけれど、時間がある時期にしかできない負荷のかけ方として妙に腑に落ちました。 そしてもう一つ個人的に刺さったのは、「無職の時間は情けなくない」という断言です。自分を責めてばかりいたあの頃に、この一文を読んでいたらずいぶん救われただろうなと思います。客観的に見れば、自分のためだけに時間を使えるって本当に貴重なんですよね。 焦って答えを出そうとするより、「今はこういう時間なんだ」と一度立ち止まりたい人に向いています。特に、スマホに時間を吸われている感覚がある人や、自分の考えがごちゃごちゃしていると感じている人には、現実的なヒントが多い一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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