
ダビデの星を見つめて 体験的ユダヤ・ネットワーク論
寺島 実郎
NHK出版 / 2022-12-20
累計読者数3
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推定読了時間 約2時間34分
star総合評価 74/100
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この本について
国際情勢の話って、情報が多すぎて「結局いま世界はどう動いてるのか」がつかめないまま、ニュースだけ追って疲れてしまうことが多いですよね。日本の立ち位置についても、どこかふわっとしていて、自分の仕事や判断にどう落とし込めばいいのか迷うことがあると思います。僕自身、そういうモヤモヤが抜けきらない中で、この本に助けられました。 『ダビデの星を見つめて』は、単にイスラエルや中東の歴史を並べる本ではなく、「なぜ彼らはそう動くのか」という背景の文脈を丁寧に追っています。抜粋にもあるように、情報を徹底的に集め、意味を読み解き、国家としての生存戦略につなげていく姿勢は、日本の意思決定の曖昧さと対照的で、自分の判断プロセスを見直すきっかけになりました。また、地政学の転換やアメリカとの関係性など、断片として知っていたニュースが一本の線につながる感覚があります。 そしてもう一つ大きかったのは、「ネットワーク力」や「個としての蓄積」をどう理解するかという視点です。誰かに依存せず、自分の知恵で付加価値を生むという姿勢は、そのまま個人の働き方にも置き換えられる部分が多いと感じました。過度に理想化するわけではなく、現実の力学の中でどう生き残ってきたのかを描いているので、変に力まず読み進められます。 ニュースを点で追うのに疲れた人、自分の判断軸をもう少し太くしたい人には特に刺さると思います。
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出版社による紹介
ロシアのウクライナ侵攻、米国のトランプ現象、激変の世界をネットワーク論から見通す ユダヤ人が大切にする価値観は高付加価値主義とグローバリズムである。奇しくも21世紀の世界は、産業資本主義から情報を基軸とする金融資本主義、DX技術の進歩によるデジタル資本主義に分裂しようとしており、いわばユダヤ的思考様式や価値観が世界の潮流となりつつある。国際ビジネスの現場で、著者自身の眼で見てきた事実と、世界史的視野からユダヤ・ネットワークを立体視し、世界経済の深層に光を当てる。 はじめに――ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃 序章 ユダヤ人への基本考察――ユダヤを考える知のプラットフォーム 第1章 ユダヤ人との出会いと衝撃的体験 第2章 アメリカとユダヤ人――キリスト教シオニズムへの視界 第3章 欧州のユダヤ人――ロスチャイルド、ホロコースト、そして日本との微妙な関係 第4章 ロシア、ウクライナと東方ユダヤ人――エカチェリーナ二世の定めた居住区 第5章 21世紀のイスラエル――したたかな同盟国として、技術先進国として おわりに――「ユダヤ化」する世界
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