
成長戦略は台湾に学べ
御堂裕実子
かんき出版 / 2023-01-18
累計読者数3
平均ハイライト数 176件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 76/100
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この本について
仕事の場で「もっと風通しよくやれたら」「異文化から学ぶって言うけど、具体的に何を変えればいいのか分からない」と悩む人って多いと思います。自分もその一人で、日本の組織の“当たり前”に息苦しさを感じたときに読んだのがこの本でした。台湾の話だから遠いようでいて、実は自分の働き方や人との距離感を見直すきっかけがけっこう転がっています。 たとえば、スクーター社会を前提にしたバッテリー交換システムみたいに、「生活のリアルを観察するだけでこんな解決策が生まれるんだ」と気づかされたり、社長が社員に気軽に声をかけられる距離感や、尾牙での“おもてなしの腕前”が試される文化に触れて、「権限よりも、まず人としての信頼なんだよな」と思い直したり。ユーモアで場をほぐす政治家の姿勢や、「一笑一少」の考え方にも、日本で働く自分が忘れがちな視点がありました。 読みながら、異文化研究というより「こういう空気感を自分のチームにも少しだけ持ち込んでみたいな」と自然に思える本です。がっつり経済戦略が語られている一方で、常温の水を飲む理由や縁起の話のような生活レベルの細部が積み重なっていて、文化が政策やビジネスの形を左右していく流れが腑に落ちます。 日本の働き方や人間関係にどこか行き詰まりを感じていて、「別のやり方があるなら覗いてみたい」という人に静かに刺さる一冊です。
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出版社による紹介
資源の乏しい日本が、 世界でいかに生き残っていくかの秘策が台湾にある! 新型コロナウィルスが猛威を振るう中、世界的に注目を集めていたのが「台湾」です。天才IT担当大臣、オードリータンの指揮の下、短期間で開発された「薬局のマスク在庫状況可視化システム」や「コンビニでマスクを予約販売できるシステム」は、賞賛とともに報道されました。 ビジネス界においても、台湾は大きな存在感を示しています。シャープを子会社化した「鴻海精密工業」は有名ですし、世界最大の半導体ファウンドリ(TSMC)やPC関連企業(AcerとASUS)をはじめ、輸出中心の企業も多く、台湾はグローバルビジネス」で大成功を収めています。 実は、日本の1人当たりGDPは、台湾を上回っているものの、生活費などを加味した「購買力平価(PPP)」では、すでに台湾のほうが上。資源のない台湾がいかに、このグローバル社会で勝ってきたか、それは「人(人材登用)」「スピード(特に意思決定)」にあります。日本の隣人である台湾は、最適かつ最高の手本となります。日本で稀有な「台湾専門コンサルタント」が、台湾が持つ圧倒的な強みを明らかにします。
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