
これでもいいのだ (中公文庫)
ジェーン・スー
中央公論新社 / 2023-01-20
累計読者数4
平均ハイライト数 6.8件/人
star総合評価 37/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 31%
この本について
人間関係や家族のことって、「正しさよりもしんどさが勝つ瞬間」がありますよね。友達づきあいはどう続けるのが正解なのか、親との距離はどこに線を引けばいいのか、社会の目にちょっと疲れてしまうこともある。自分でもよくわからないままモヤモヤだけ溜まっていく、あの感じです。 ジェーン・スーさんの『これでもいいのだ』は、そのモヤモヤを無理に晴らすというより、ちょうどいい角度で扱い直してくれる本でした。女友達を「元本割れしない財産」と言い切る視点に救われたり、餃子を前にしたときだけ肩の力が抜ける感じに笑ったり、「母親だから」「父親だから」と決めつけられる理不尽さへの怒りにうなずいたり。読者が保存していた部分を見ると、みんな自分の中の小さな引っかかりを、スーさんの言葉で確認しているんだろうなと感じます。 この本が効くのは、自分でも説明しづらい思いを、無理に整理させないところです。張りつめた交感神経がふっと静まる瞬間を思い出させてくれたり、親子や性別にまつわる「当然こうでしょ」という圧に対して、肩を並べて違和感を言葉にしてくれたり、日常に散らばっていた感情の置き場を少しずつ増やしてくれます。過度に元気づけるでもなく、ただ「わかる」と隣でつぶやいてくれる感覚が心地いい。 こんな人に刺さると思います。強がって生きているけれど、本当は少しだけ休みたい人。
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出版社による紹介
等身大の言葉たちが疲れた頭にじんわり染みて、 きつく絡まった思考回路がほろほろとほどけていく ――宇垣美里さん(解説より) 思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ。疲れた心にじんわりしみこむエッセイ66篇。 私だってモデルサイズ/「女子アナ」が勝利するとき/私の私による私のためのオバさん宣言/コンプレックスと欲のバランス/初々しい、男たちのダイエット/ありもの恨み/選択的おひとり様マザー/「一生モノ」とは言うけれど/勉強しておけばよかったほか。 私たち、これでもいいのだ!
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