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金庫破りときどきスパイ 〈金庫破りときどきスパイ〉シリーズ (創元推理文庫)

金庫破りときどきスパイ 〈金庫破りときどきスパイ〉シリーズ (創元推理文庫)

アシュリー・ウィーヴァー、辻 早苗

東京創元社 / 2023-04-28

累計読者数4
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約5時間28分
star総合評価 51/100
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check_circle推定完走率 57%

この本について

ときどき、自分の「ふつう」がどこへ行ったのか分からなくなることがあります。環境が変わったせいなのか、自分が変わってしまったのか、その境目が曖昧でモヤモヤするあの感じです。頑張れている日もあれば、不意に心細くなる夜もある。そんな揺れを抱えたまま進むしかない時期って、誰にでもありますよね。 『金庫破りときどきスパイ』は、戦時下という極端な状況の物語なのに、登場人物たちの揺れ方は驚くほど日常的です。大切な人の無事を信じきれないまま信じようとする感じとか、昔と同じ音楽を聴きながら「もう戻れない」と知ってしまう瞬間とか、広すぎる屋敷に立って初めて自分の小ささを思い知る感覚とか。大きな事件の物語のはずなのに、心の温度はとても生活に近い。 読んでいて一番効いたのは、「人は変わるし、戻れない。でも、それが悪いこととは限らない」と静かに示してくれるところでした。変わってしまった自分に後ろめたさを感じていた時期ほど、この視点に救われると思います。それに、疑いと信頼のあいだで揺れる会話のひとつひとつが、自分の人間関係のどこかにひっそり重なってきます。 昔と同じに見えて、もう同じじゃない毎日を歩いている人に刺さる物語だと思います。

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出版社による紹介

凄腕の女性金庫破り×堅物の青年少佐 第二次世界大戦下のロンドン 異色コンビがスパイ活動と殺人事件の謎解きに奔走! 第二次世界大戦下のロンドン。錠前師のおじを手伝うエリーは、生活のために裏の仕事として金庫破りをしている。だがある日、その現場を陸軍のラムゼイ少佐に押さえられてしまう。少佐は諜報作戦上の重要な文書を回収し別のものと入れ替えるため、投獄されたくなければ、ある屋敷の金庫を解錠しろと命令する。エリーが少佐と屋敷に侵入すると、金庫のそばには他殺体があり、文書が消えていた。エリーは少佐に協力して、殺人を犯し文書を持ち去った容疑者を探ることに。凄腕の女性金庫破りと堅物の青年将校、正反対のふたりの波瀾万丈な活躍譚! 解説=上條ひろみ
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