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地銀と中小企業の運命 (文春新書)

地銀と中小企業の運命 (文春新書)

橋本 卓典

文藝春秋 / 2023-03-17

累計読者数5
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約2時間36分
star総合評価 47/100
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この本について

地域の企業と向き合っていると、「結局どこから手をつければいいんだろう」とか、「金融機関との会話がかみ合わないまま時間だけ過ぎていく…」みたいなモヤモヤがつきまといます。相手もこちらも悪気はないのに、肝心の“現場で何が起きているか”が共有されないまま議論だけが抽象化していく、あの感じです。 『地銀と中小企業の運命』は、その行き違いの正体を具体的なケースで示してくれる本でした。たとえば、金融側が「貸せる/貸せない」だけで判断するのではなく、企業の課題を一緒に整理し、原価やプロセスを細かく言語化しながら行動変容まで伴走していく姿勢。あるいは、経営者自身が腹落ちするまで計画を共有し続けるプロセスの重要性。こういう“地味だけど効く”視点が、読みながらじわじわ自分の仕事にも刺さりました。 地域金融の話に見えて、実は「他人任せにせず、現場に入り、同じ空気を吸うところから始まる支援とは何か」という問いでもあります。中小企業と向き合う人、あるいは支援する立場の人ほど静かに効く一冊だと思います。ここ最近、相手の課題を“自分事”にできていない気がする…と感じている人には特に刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

コロナ後に真の淘汰が起こる! ベストセラー『捨てられる銀行』著者の最新作 コロナ支援が終わり、真の淘汰が始まる 常識外れのオモロイ地銀が救世主になる! コロナ支援が終わり、今後、中小企業と地銀の倒産が激増する恐れがある。しかし、「危機」は「チャンス」だ。地域経済と金融行政に精通する著者が、成功例をもとに明確な処方箋を提示。地銀と中小企業の未来はここにある! 関係者必読の「金融庁『業種別支援の着眼点』徹底解説」も「特別附録」として収録。 (内容) 1 「ゼロゼロ融資」40兆円という時限爆弾 2 「金融検査マニュアル」が銀行をダメにした 3 「捨てられる銀行」と「生き残る銀行」を分かつもの 4 「経営改善計画」をどう作成・実行するか 5 「自分事」の企業支援 6 10年後に評価される仕事 7 「ファミリー企業」をどう支援するか 8 「企業支援」のプロたち 9 「リレーションシップ・バンキング」の実践 10 「銀行の常識」を捨てた銀行 11 ビジネスはコミュニケーションから生まれる 特別附録 金融庁「業種別支援の着眼点」徹底解説 ●橋本卓典(はしもと・たくのり) 1975年東京都生まれ。共同通信社編集委員。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2006年共同通信社入社。経済部記者として流通、証券、大手銀行、金融庁を担当。2020年4月から編集委員。金融行政と地域経済・地域金融の取材を精力的に続けている。2016年5月に『捨てられる銀行』(講談社現代新書)を刊行し、ベストセラーとなる。
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