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地域金融のあしたの探り方―人口減少下での地方創生と地域金融システムのリ・デザインに向けて

地域金融のあしたの探り方―人口減少下での地方創生と地域金融システムのリ・デザインに向けて

大庫 直樹

累計読者数6
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この本について

地域金融の話って、現場にいる人ほど「このまま預貸ビジネスを続けていて大丈夫なんだろうか…」という不安がつきまといますよね。地方の人口減少、収益の先細り、メガバンクとの体制差。なんとなく分かっているつもりでも、じゃあ自分の仕事をどう変えればいいのかとなると、途端に霧が出てくる感じがあると思います。 この本が効いてくるのは、その霧の部分に数字と現実を持ち込んでくれるところでした。たとえば、貸出残高と営業経費の関係がほぼ動かないことが示され、努力や根性だけでは変えられない構造があると腹落ちします。預貸モデルが事実上コモディティで、そこに無限の工夫を詰め込むより、別の経営モデルに踏み出す必要があるという指摘も、現場にいると直視しづらいポイントです。さらに、海外支援や専門性が「規模のゲーム」になっている現実を突きつけられると、自分たちがどこで勝負すべきかをあらためて考えざるを得ません。 机上の理想論ではなく、統計や重回帰分析を使いながら「起きてもおかしくないシナリオ」を淡々と示してくれるので、読後には、次に考えるべき問いがクリアになります。曖昧な危機感が続いている人ほど、強制的に思考を整理させられる本でした。 地域金融の現実を直視したうえで、次の一手を考えたい人に刺さる一冊です。

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