
地銀の次世代ビジネスモデル 押し寄せる業界再編の波を乗り越える
大和総研
日経BP / 2020-05-10
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推定読了時間 約7時間38分
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この本について
地銀まわりの議論って、「結局どこから手をつければいいのか」が見えにくいまま、モヤモヤが積み上がっていきませんか。貸出は伸びない、預かり資産も積み上がらない、効率化と聞けば抽象論ばかり……。現場にいるほど「理屈は分かるけど、実際どう動けばいいのか」が分からなくなるあの感じ、僕もずっと抱えていました。 この本が面白いのは、地銀の課題を“俯瞰した理論”で語るだけではなく、鹿児島銀行のアグリクラスター構想のように、10年単位で産業の中に入り込んでサプライチェーンを理解しにいく事例が丁寧に描かれているところです。貸出ボリュームや規模要件の試算も出てくるので、「なぜ今の経営課題が起きているのか」が構造としてつかめますし、預かり資産ビジネスや法人手数料ビジネスの現実的な難しさも、数字と一緒に腹落ちします。部分最適に陥りがちな政策議論の話も、日々の業務の“モヤモヤの正体”としてそのまま読めるはずです。 読んでいて感じたのは、結局は仕組みだけでなく、企業文化や“つなぐ力”が変わらないと何も動かないということ。IT化やプラットフォーム戦略よりも、その前段にある「地域を深掘りする姿勢」がどれだけ本気かが問われているように思いました。 地銀の将来像をふわっとではなく、現実の足場から考え直したい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
「テクノロジーの進化と業界再編」を克服するヒント満載! 銀行業は、近年の金融環境の変化とともにテクノロジーの脅威にさらされています。特に地銀は、基盤となる地域経済の持続可能性に疑問が投げかけられる中、現在の形を維持できるのかどうか、模索が続いている状況です。 さまざまなテクノロジーの出現は、銀行業にとって「ディスラプション(破壊)」をもたらす恐ろしいイノベーションと捉える向きもあり、高齢化が進む地方においても、テクノロジーが進化・浸透していくことが確実です。地銀は自らの変革により、新しいテクノロジーの長所を積極的に取り入れていかなければなりません。 ただし、テクノロジーがいかに進化しても、地銀の存在意義である「地域密着型金融」は大きな価値を持ち続け、そこが最大の強みであることに変わりありません。今後も、地域産業育成や社会的課題の解決などを軸にした「地域密着型金融」にいっそう注力することが期待されています。 本書では、今、地銀が抱えているこれらの経営課題を解決するための方向性を示しながら、銀行業という今後ますますオープン化していく世界と、地域というクローズしたままの世界の両方をコントロールしながら、地域と銀行を両立させていく「地銀の次世代ビジネスモデル」を提言します。
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