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地域再生の失敗学 (光文社新書)

地域再生の失敗学 (光文社新書)

飯田 泰之, 木下 斉, 川崎 一泰, 入山 章栄, 林 直樹, and 熊谷 俊人

光文社 / 2011-11

累計読者数12
平均ハイライト数 42.1件/人
推定読了時間 約5時間41分
star総合評価 66/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

地域の話になると、「昔はよかった」「とりあえず人を増やさないと」といった空気が先に立って、結局なにを目指しているのか自分でもよく分からなくなることがありませんか。僕も自治体の議論を聞きながら、現実を直視しないまま希望的観測だけが走っていくときのモヤモヤがずっとありました。 この本が面白いのは、「理想の地域像」を描く前に、そもそも何が限界で、どこに資源が流れ出しているのかを淡々と見せてくれるところです。たとえば“六〇年前の村を理想扱いして動かすのは危ない”という指摘や、“東京にないものをつくらなければ人は来ない”という話は、耳が痛いけれど現場感があります。さらに、財政や産業構造のどこがボトルネックになっているのか、外から見えにくい「本当に効く部分」を具体的に示してくれるんですよね。 読んでいて特に効いたのは、急ブレーキもアクセル全開も危なくて、ソフトランディングできる選択肢を増やすことが大事だという視点でした。集団移転という極端に見える話も、「地域を守りたいからこそ選択肢を増やす」という文脈で語られると、感情論だけでは判断できない重みが出てきます。地元事業の収支をきちんと黒字にする、サプライチェーンを自分たちでつかみに行く、といった足元の行動に落とし込んで話してくれるのも助かりました。 東京から離れた地域に関わっている人はもちろん、「うちの組織でも似たことが起きている気がする」と感じている人にも刺さると思います。悩んでいる前提で読み進められる一冊です。

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出版社による紹介

環境や人づくりをめぐる独創的実践に学ぶ!

目次

経営から見た「正しい地域再生」 官民連携の新しい戦略 フラット化しない地域経済 人口減少社会の先進地としての過疎地域 現場から考えるこれからの地域再生
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