
知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか (日経ビジネス人文庫)
デビッド・ロブソン and 土方奈美
日経BP 日本経済新聞出版 / 2025-04-03
この本について
仕事でも日常でも、「自分ではよく考えているつもりなのに、あとから振り返ると全然合理的じゃなかったな…」と冷や汗をかく場面がけっこうあります。知識も経験もそこそこあるはずなのに、感情に引きずられたり、自分の意見を守ることに必死になったり。頭の良さと判断の良さって、どうしてこんなにズレるんだろうと悩むことが多いんですよね。 『知性の罠』は、このモヤモヤにけっこう直球で向き合ってくれる本でした。知能が高い人ほど別の視点を検討しないことがあるとか、直感に引っ張られた判断を知識で正当化してしまうとか、耳が痛い話が多い一方で、「じゃあどうすれば抜け出せるのか」というヒントもちゃんとあるのがありがたいです。第二言語で考えると合理的になれるとか、感情の語彙を増やすと判断が安定する、といった具体的な行動に落とせる話が多く、読んだあとに試したくなります。 特に、思い込みを疑うクセや、感情を細かく言葉にする習慣が、判断の精度を底上げしてくれるという指摘は、日々の小さな選択にも効いてくる実感があります。自分の中の「認知の死角」をどう扱うかで、仕事のミスも人間関係のこじれも減らせるんじゃないかと思わせてくれました。 自分の思考に自信はあるけれど、ときどき妙な行動をしてしまう自覚がある人に、静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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デビッド・ロブソン and 土方奈美

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