
The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか (日本経済新聞出版)
デビッド・ロブソン and 土方奈美
日経BP / 2020-07-28
この本について
仕事でもプライベートでも、「考えているつもりなのに、あとから振り返ると判断を誤っていたな…」みたいな瞬間がちょくちょくあります。しかも厄介なのは、知識が増えるほど自分の判断を疑わなくなるところで、そこにいちばんモヤモヤしていました。 この本は、その感覚にけっこう現実的な説明をくれます。個人として優秀でも、集団になると途端にうまく回らない理由とか、直感が働いたときに「いったん横に置いて検討する」ための具体的な動き方とか、自分の好奇心が判断や学びにどれほど影響するのか、といった“日常でそのまま使える視点”が多いんです。特に、いつも同じやり方で問題に向かってしまう癖を自覚している人には、救われるところが多いと思います。 読んでいて感じたのは、知能の高さより、謙虚さやオープンさのほうが意思決定を安定させるという点でした。優柔不断になる必要はなくて、ただ「別の可能性を検討する余白を残す」というだけで、判断の質がけっこう変わる。これは会議やチーム運営にも効きますし、一人で考えるときにも効きます。 「知識はあるのに、なぜか判断がぶれる」と感じている人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの13%が集中しています。
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