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恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす

恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす

エイミー・C・エドモンドソン, 村瀬俊朗, and 野津智子

英治出版 / 2021-02-03

累計読者数106
平均ハイライト数 38.2件/人
推定読了時間 約4時間17分
star総合評価 74/100
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この本について

職場で「聞きたいことがあるのに、場の空気を読んで黙ってしまう」とか、「言えばいいのは分かってるけど、悪い印象を与えそうで踏み出せない」といったモヤモヤ、けっこう根が深いよなと思います。僕自身、黙っていたほうが賢いやり方に見えてしまう瞬間が何度もあって、そのたびに後味の悪さだけが残りました。 この本が面白いのは、そうした沈黙の裏にある不安を“個人の性格”ではなく“構造としての職場文化”として描いているところです。人が声を出せないのは、勇気が足りないからではなく、恥をかくリスクや関係が悪くなる不安が、目に見えない壁をつくっているからだと。心理的安全性は単に「優しい職場にしましょう」ではなく、率直に話せる土台をつくることで、そもそも知識やアイデアが流れる状態を回復させるためのものだと説明されていて、そこがすごく腑に落ちました。 もう一つ刺さったのは、「安全性が高いだけでもダメ」という指摘です。居心地はいいけれど難しい課題には向き合わない“快適ゾーン”に陥る危険もある。だからこそ、安心して話せる状態と、高い基準や目的を共有することをセットで考えないと、学習も成果も生まれない。そのバランス感覚が、この本の現実的な強みだと思います。 自分のチームで「みんな黙っている理由がよく分からない」と感じている人や、「声を出したいのに出せない側のしんどさ」を抱えている人には、特に刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日本の人事部主催 HRアワード2021書籍部門優秀賞受賞! 『チームが機能するとはどういうことか』の著者であり、2011年以来、経営思想家ランキング「Thinkers50」に選出され続けている、エイミー・C・エドモンドソン教授最新刊! 篠田真貴子氏(エール株式会社取締役)推薦! 「心理的安全性ってそういうことだったのか! 心理的安全性の解釈が人によって違うことが気になっていた。しかし、本家本元による本書を読んで、すっきりと整理ができた。心理的安全性とは個人の資質ではなく集団の規範、ぬるい環境というよりもむしろ成果志向の環境なのだ。失敗と成功の事例を通して、このコンセプトへの理解が深まり、実践への示唆が得られるだろう。「恐れ」から解き放たれれば、私たちはもっと大胆に行動できる。」 Googleの研究で注目を集める心理的安全性。 このコンセプトの生みの親であるハーバード大教授が、 ピクサー、フォルクスワーゲン、福島原発など様々な事例を分析し、 対人関係の不安がいかに組織を蝕むか、 そして、それを乗り越えた組織のあり方を描く。 目次 はじめに 第1部 心理的安全性のパワー 第1章 土台 第2章 研究の軌跡 第2部 職場の心理的安全性 第3章 回避できる失敗 第4章 危険な沈黙 第5章 フィアレスな職場 第6章 無事に 第3部 フィアレスな組織をつくる 第7章 実現させる 第8章 次に何が起きるのか 解説 村瀬俊朗
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