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飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】 (コルク)

飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】 (コルク)

岸田奈美

コルク / 2022-03-22

累計読者数3
平均ハイライト数 18件/人
推定読了時間 約3時間23分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%

この本について

最近、過去のことを思い出そうとすると途切れ途切れで、しかも意味づけがうまくできないまま放置している記憶があるな…と思うことが増えました。親との関係も、昔の自分の行動も、説明しようとするとどこか嘘っぽくなる。無理に理由づけしないと落ち着かないクセがあるのに、それをやっても本当のところには触れられない感じがするんですよね。 岸田奈美さんの『飽きっぽいから、愛っぽい』を読んで、久しぶりにそのモヤモヤが少しだけ動きました。たとえば「意味のないこと」に後ろめたさを抱え始めた自分に、子どもの頃はただ楽しかっただけだよね、と別の視点を差し出してくれるところ。あるいは、母にぶつけてしまった言葉の裏側にあった「わかってほしい」という幼さを、丁寧にほどいていくところ。忘れてしまった記憶も、じつは“自分の意思で置いてきた”可能性があると示すくだりには、思わず立ち止まりました。どれもきれいな結論に回収されるわけじゃないのに、読む側の視界がじんわり変わる瞬間があります。 家族との距離の取り方に迷っている人や、「意味のある行動ばかり選んでしまう」自覚がある人には、とくに静かに刺さると思います。感情の整理術みたいな即効性はないけれど、読み終えて少し時間が経ったあとに、ふと昔の出来事を別角度から眺められるようになる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

”作家・岸田奈美の新たな代表作。 著名人からも絶賛&感動の声続々! 笑えて、泣けて、救われる。 新時代の書き手が綴る、心を揺さぶる傑作エッセイ。 「大好き」を言葉にし続けることが、 こんなに笑えて泣けるなんて。 ――藤崎彩織 笑いと悲しみは同じところにあって、希望と絶望も同じ場所から生まれる。 それを軽やかに教えてくれる、処方箋みたいな本だ。 しかもとびきり笑えるんですよ。 ――佐久間宣行 腰を下ろした、彼女の目線。優しさと逞しさ。そして、ユーモア。 今、世界に足りていないこれらに満ち溢れた、最高峰のエッセイ。 岸田奈美は、運命に愛されている。 ――リリー・フランキー わたしがしなければならなかったのは、わたしを好きになることではなかった。 嫌いなわたしの中にしか起き得ない感情を、わたしの中にしか生まれない言葉で、書くことだった。 どんなにつらくても。難しくても。時間がかかっても。飽きても。褒められなくても。 ようやくたどり着けたここから先に、たぶん、愛がある。 本作は小説誌『小説現代』で連載をしていた「飽きっぽいから、愛っぽい」を書籍化に際して、加筆修正したものです。 【電子特典】 noteの有料購読マガジン「キナリ★マガジン」で発表したショートエッセイ「たまたき」を電子書籍特典として収録。”
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