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リアリティ+(プラス) 上 バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦

リアリティ+(プラス) 上 バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦

デイヴィッド・J・チャーマーズ、高橋 則明

NHK出版 / 2023-03-25

累計読者数3
平均ハイライト数 3.7件/人
推定読了時間 約5時間32分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
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この本について

ふだん仕事をしていると、「自分が見ている世界って、本当に“そのまま”存在してるんだろうか」とか、「判断しているつもりでも、ただ脳のクセに乗ってるだけなんじゃないか」と、答えの出ないモヤモヤに足を止められることがあります。考えても霧が晴れないし、でも放っておくとどこかで引っかかったままになる。そんな気分、けっこうありますよね。 『リアリティ+』は、そういう曖昧な不安に対して、いきなり結論を押しつける本ではありません。むしろ「どう考えるか」を一緒に試してみる感じに近いです。抜粋にもある通り、哲学は“実践”だと著者は言い切っています。たとえば知識とは何なのか、正しいと信じる理由はどこにあるのか。あるいは私たちが見ている世界が本当に「外側」にあるのか、それとも心の中の表象なのか。こういう問いを自分の手で扱ってみると、普段の判断や仕事での迷いにも少しずつ輪郭が出てきます。 個人的には、脳の計算能力の話やローカル・シミュレーションの可能性といった、一見SFっぽいテーマが、現実の認知や意思決定の問題に自然につながっていくところが助かりました。「自分が見ている世界の“根拠”を、一度落ち着いて確かめたい人」には特に合うと思います。 世界の正体を暴くというより、迷いながらでも考えるための土台をつくってくれる本です。普段の思考の足場が少しだけ広がる感覚がほしいときに、ゆっくり読んでみるとよいと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

この世界は本物か? 現代の代表的哲学者によるテクノロジーと「心の哲学」探求の最先端 私たちがいるこの世界は本物なのだろうか? それが「確か」だとなぜわかるのか? テクノロジーが急速な発展を遂げるなか、古くて新しい哲学的難問があらためて問い直されている―― 現実(リアリティ)とは何か、どのようにしてそれを知ることができるのか。「シミュレーション仮説」「可能世界」「水槽の中の脳」など、さまざまな思考実験を通じ、見えてくるものとは。 現代哲学の第一人者チャーマーズが、哲学とテクノロジーを大胆に融合させ、新しい現実(リアリティ)、新しい世界観を提示する。 【内容】 序章 テクノフィロソフィーの冒険 第1部 バーチャル世界に関する重要な問い 第1章 これは実在するのか? 第2章 シミュレーション説とは何か? 第2部 知識を疑う 第3章 私たちに知識はあるのか? 第4章 外部世界は本当にあるのか? 第5章 私たちはシミュレーションの中にいるのだろうか? 第3部 リアリティの定義 第6章 リアリティとは何か? 第7章 神はひとつ上の階層にいるハッカーなのか? 第8章 宇宙は情報でできているのか? 第9章 シミュレーションがビットからイット説をつくったのか? 第4部 VRテクノロジーがつくる現実世界 第10章 VRヘッドセットは現実をつくり出すのか? 第11章 VR機器は錯覚を生む機械なのか? 第12章 ARは真の実在なのか? 第13章 ディープフェイクにだまされないためには
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