
VISION 夢を叶える逆算思考
三笘薫
双葉社 / 202306
この本について
仕事でも趣味でも、「自分の武器って何なんだろう」と迷うことってありますよね。周りの基準に合わせるほど器用でもないし、かといって自分のやり方に自信があるわけでもない。僕もずっとその中途半端さに悩んでいました。そんな時に、この本で三笘選手が“利き足だけで戦う一流選手”の話や、“与えられた場所で花を咲かせる”という言葉に向き合っている姿を読み、妙に腑に落ちたんです。結局、全部を平均点にするより、自分が本気で磨ける一点から世界が広がるんだなと。 この本が面白いのは、努力や根性の話では終わらず、三笘選手が自分をどう整理し、どんな順番でアップデートしていったかが具体的に書かれているところです。フィジカルを先に鍛える理由も、コンディションの良し悪しによって戦い方を変えることも、どれも“再現できる判断”として読める。理屈と感覚のバランスがちょうどよくて、読んでいる側も自分の生活に置き換えやすいんです。 環境が変わった時にどう振る舞うか、声の大きい世界でどう居場所をつくるか、注目と実力のギャップをどう埋めるか。スポーツの話に見えて、実は働く僕らにもそのまま刺さる視点ばかりでした。特に、「今すぐ変えられること」と「時間をかけて変えること」を分ける思考は、日常の停滞感をほぐしてくれるはずです。 自分の強みの輪郭がぼやけている人、環境の変化に気持ちがついてこない人には、とても静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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