
一流の共通点 スカウトマンの私が見てきた成功を呼ぶ人の10の人間力
二宮博
徳間書店 / 2023-07
この本について
最近、仕事でも私生活でも「ちゃんとやらなきゃ」と思うのに、どう整えたらいいか分からなくなることが多いんですよね。気持ちは前に向いているのに、行動が追いつかないというか。やる気の波に左右されて、結局いつものパターンに戻ってしまうあの感じ、けっこう根深いなと思っています。 この本を読んで印象に残ったのは、「気合いで変わるんじゃなくて、仕組みと距離感で変わるんだ」という視点でした。抜粋にもあるように、選手の車の中を見れば生活の乱れが分かるし、練習前のルーティーンを整えるだけで全体が変わる。人を叱るより、環境や規律の設計で自然と動きが整っていく。この“アプローチの仕方”が、日常の自分にもそのまま当てはまる感覚がありました。 もうひとつは、自責と罪悪感の違いに触れていたところ。うまくいかないときほど「全部自分が悪い」と落ち込みがちですが、この本が語るのはもっと冷静な自責で、原因を見て次にどう動くかを淡々と決めるという姿勢でした。感情ではなく、改善に向けた思考としての自責。これを知ってから、変な落ち込みが減りました。 そして何より、成長していく人はみんな“素直に吸収する人”だという点。分からないことは理解できるまで聞きに行き、気になったらすぐ試す。その行動量が未来の差になるという話は、少し痛いけど励まされました。 今の自分を立て直したいけど、精神論だけでは限界を感じている人にほど、静かに効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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