
失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと
辻 庸介
この本について
仕事でも副業でも、新しいことを始めようとすると「これで合ってるのかな…」みたいな不安がずっとつきまといますよね。ユーザーの反応も読めないし、判断の根拠も揺らぐし、正解がどこにも落ちていない感じ。僕も何度もそこで足が止まってきました。 この本は、そんな“宙ぶらりんの時期”にどう踏み出すかを、創業期の泥くさいエピソードと一緒に見せてくれます。例えば、ユーザーの行動を観察し続けたら銀行口座の登録に継続利用のヒントがあった話や、「自動化こそ価値」と信じていたのに、手入力を心から楽しむユーザーの存在に気づく瞬間。こういう、思い込みが裏返るシーンがとてもリアルで、自分の仕事にもそのまま置き換えられるんですよね。さらに、まだ結果が出ていない時期こそ誠実にふるまうべきだという姿勢や、“答えは見つけるものではなく、つくるもの”という感覚も、焦りがちな時ほど効いてきます。 特に、ユーザーが一人もいない段階で稼ぎ方を議論するより、一秒でも早くプロダクトに向き合うべきだというくだりは、遠回りをしがちな人の背中をゆっくり押してくれます。理想論ではなく、失敗にまみれた現場で得た視点だから、変に気負わず読めるのも救いでした。 自分の判断に自信が持てないまま前に進まなきゃいけない人に、ほどよい現実と勇気をくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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