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LTV(ライフタイムバリュー)の罠

LTV(ライフタイムバリュー)の罠

垣内 勇威

日経BP / 2023-07-21

累計読者数24
平均ハイライト数 21.4件/人
推定読了時間 約4時間24分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

マーケに関わっていると、「結局どこを直せばいいのか」が分からなくなる瞬間がけっこうあります。広告を増やすのも違う気がするし、サイト改善も打ち手が細かすぎて効いているのか判断できない。LTVを上げろと言われても、そもそも何から手をつければいいのか…というモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。 この本がよかったのは、派手な戦略じゃなくて、“伝わっていない魅力をどう届けるか”“顧客が買いたいタイミングをこちらが把握できていない”みたいな、ごく現実的なボトルネックに光を当ててくれたところです。Webの自動最適化や安易なサブスクなど、「効きそうで効かない施策」がなぜ外れるのかも腹落ちしましたし、データ分析が「発見」より「証明」のために使われるという視点も、現場の合意形成でつまずきがちな自分にはかなり効きました。 LTVと言うと大掛かりな変革を連想しがちですが、著者が強調するのは、全部を変える必要はなく、Meet・Attract・Sense・Tradeのどこに詰まりがあるかを見つけて部分的に解消するだけでいいという現実的な姿勢です。この“過剰に理想を追わない感じ”が、肩の力を抜いて取り組めるきっかけになりました。 短期CPAに振り回されている人や、部署ごとに顧客が分断されている組織で働いている人には特に刺さる本だと思います。読んだあとに「まずこれだけ変えてみよう」が自然と見えてくる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

3万7000サイトのデータ分析と、 4000人を超える担当者インタビューから浮かび上がった 顧客が逃げる「4つのボトルネック」=「MAST」の解消法を公開! 自社の製品やブランドを末永く愛してもらい、顧客と良好かつ継続的な関係を築いて利益を最大限に高めたいが、有効な手立てが見つけられない企業は多い。 実際「LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)」という言葉や概念は浸透しているが、正しくマーケティング戦略に組み入れ、機能させている企業は想像以上に少ない。 新規顧客の獲得が難しくなる中、多くの企業が既存顧客に着目し、LTVを高める方向にかじを切り始めている。ここで企業が犯しがちな過ちは、「会員プログラム」や「ロイヤリティープログラム」などを利用した顧客の「囲い込み」という発想だ。 おなじみの「シルバー会員」や「ゴールド会員」といった”称号”を与えて顧客のロイヤルティーを刺激したり、独自ポイントを付与したり、専用アプリの登録を促したりと、囲い込みの方法は多様化している。だが、いずれも顧客にとってのインセンティブは少なく、満足度を高めるまでには至っていないのが実情だ。自分が特に好きでもない企業から「あなたはゴールド会員です」と言われても、うれしいはずなどない。 本書はLTV向上施策において、顧客が逃げ出してしまう「4つのボトルネック=MAST」を浮き彫りにし、企業と顧客が向き合う接点ごとに有効な対処法を紹介。マーケティングや営業、顧客サービス部門の担当者がすぐに実践できるよう、多彩な事例を示しながら分かりやすく解説する。真に顧客から「愛される企業・ブランド・製品」を目指す企業担当者にとって必読の1冊。
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