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政治学(上) (光文社古典新訳文庫)

政治学(上) (光文社古典新訳文庫)

アリストテレス and 三浦 洋

累計読者数3
平均ハイライト数 28.3件/人
star総合評価 60/100
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この本について

仕事でも日常でも、人と関わるほど「この関係って何を基準に成り立っているんだろう」とか、「正しさってどこから来るんだっけ」といった、根っこのところで迷う瞬間があると思います。誰かの意見に振り回されることもあれば、自分の判断に自信が持てずに立ち止まってしまうこともある。そんなモヤモヤを前に、もう少し大きな視点がほしいと思うことが僕自身よくあります。 アリストテレスの『政治学(上)』は、現代の制度の細かい話ではなく、人間がそもそもどういう理由で共同体をつくり、どうやって支配や協力の関係が生まれたのかを、驚くほど地道にたどっていく本でした。たとえば、言葉が「善と悪を共有するための道具」として扱われている部分を読むと、普段の会議や議論で感じる行き違いが、単なるコミュニケーション不足以上の問題に見えてきます。また、支配と被支配の関係についての議論は、今の組織で起きている「役割のズレ」や「期待の食い違い」を考えるときのヒントになると思います。さらに、国家や家といった共同体がどう発生したかを追っていくと、自分が属している会社やチームがどんな前提で成り立っているのかを見直すきっかけにもなりました。 特に、人間だけが「正義や不正を言葉で共有できる」という指摘に刺さった人は、この本と相性がいいはずです。こういう根本からの視点がほしい人に向いています。

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