
詩学 (光文社古典新訳文庫)
アリストテレス and 三浦 洋
累計読者数9
平均ハイライト数 21.3件/人
推定読了時間 約8時間53分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%
この本について
物語を作る仕事じゃなくても、「自分のやっていることが散らかって見える」「いろんな要素を盛り込みすぎて、結局何を伝えたいのか分からなくなる」というモヤモヤってありますよね。僕も仕事の企画を考えるときに同じ悩みを抱えていて、この本を読んで少し呼吸が整った感覚がありました。 アリストテレスが言う「一本の筋にまとまっているかどうか」という基準は、ストーリーだけでなく日常のタスクやプロジェクトにもそのまま持ち込めます。入れ替えても支障がない要素は、その仕事の本筋じゃない。そう割り切れるだけで迷いが減りました。また、彼が強調するのは人物そのものよりも「行為」が運命を左右するという点で、これは自分の性格より今日の一手の方が未来を変える、という静かな励ましとして受け取りました。 さらに、この本が面白いのは、詩や悲劇を単なる言葉の技術ではなく、合唱や絵画まで含めた総合芸術として扱っているところです。つまり、良い作品とは部分が勝手に光るのではなく、全体として意味が立ち上がるものだという視点。そのおかげで、僕自身のアウトプットも「どの要素が全体を揺らしてしまうか」を見極めやすくなりました。 物語づくりに興味がある人だけでなく、「自分の仕事の軸がぶれやすい」と感じている人にじわっと効く本だと思います。
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出版社による紹介
家、宇宙、貝殻、ミニアチュール―人間をとりまくさまざまな空間は、どのような詩的イメージを喚起させるのか?物質的想像力の概念を導入して詩論の新しい地平を切りひらいてきたバシュラールは、この「科学的客観的態度」に疑義を呈するところから、本書を始める。人間の夢想を物質的相からとらえる態度は、「イメージの直接的な力に服従することを拒否することではないか」と。本書では、詩的イメージの根源の価値を明らかにするために、詩的イメージとイメージを創造する意識の行為を結合する、新たなる想像力の現象学を提唱する。バシュラール詩学の頂点をなす最晩年の書。
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