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利用者・職員から選ばれる! 介護サービス経営の教科書

利用者・職員から選ばれる! 介護サービス経営の教科書

榊原宏昌

累計読者数3
平均ハイライト数 7.3件/人
star総合評価 44/100
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この本について

介護の現場って、目の前の利用者さんに向き合うだけでも手いっぱいなのに、稼働率や職員の動き、ケアマネさんとの関係まで気にしないといけなくて、どこから手をつけたらいいのか分からなくなることがあります。数字を求められる一方で、「数字だけ追っても現場がついてこないよな…」というモヤモヤも、正直ありますよね。 この本を読んで印象的だったのは、そんな“現場と経営のあいだの板挟み”を、抽象論ではなく本当に実務レベルでほぐしてくれるところです。例えば、名前を隠しても誰のケアプランか分かる状態を目指す話は、個別ケアの本質を押さえつつ、現場のスタッフと共有しやすい視点でした。稼働率や一日平均利用者数といったバイタルサインの見方も、経営数字が不得意でも「何から見ればいいのか」が具体的に分かります。そして、30件の訪問を“分岐点”として示すくだりは、単なる根性論ではなく、現場感覚に近いリアルさを伴っていて腑に落ちました。 さらに、10項目の「数字をつくれるチーム」づくりも、無理に改革を迫るものではなく、今日から職員同士で意見交換の質を上げることや、経営層と認識をそろえることなど、行動がイメージしやすい内容が多かったです。誰かの正解を当てにするのではなく、自分たちの事業所に合う形に落とし込む余地がしっかり残されているのもありがたいところでした。 現場と経営の両方をなんとか良くしたいけれど、具体的な一歩が見えにくい…そんな人には特に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人と人、心と心をつなぐ、介護施設の新しいかたち 利用者・職員・地域から愛される介護施設に学ぶ、絆を大切にする運営とは? 超高齢社会を迎える日本において、介護の重要性はますます高まっています。しかし、介護業界は深刻な人材不足に悩まされており、多くの施設が職員の確保に苦心しています。低い給与水準、同僚や患者との人間関係によるストレス、身体的負担の大きさが要因となり、介護職の離職率は全産業平均を上回る状況が続いています。 そんな中、愛知県碧南市に開業から24年間、人材不足に悩むことなく運営を続けてきた介護施設があります。著者の母親が立ち上げたこの施設では、職員の半数が勤続10年以上、中には22年間働き続けている職員もいるといいます。 2023年に施設を引き継いだ著者は、職員や利用者、地域など、関わる人と人のつながりを大切にすることが、介護施設の安定経営につながるといいます。「非効率的だ」と言われるほど職員との交流に時間と労力をかけ、利用者には人生の先輩としての敬意を払い、地域とのネットワーク構築にも尽力してきました。著者は、一見非効率に思えるこれらの活動こそが、長期的には職員の定着、利用者の満足度向上、地域からの信頼獲得につながり、結果として安定経営を実現する鍵になるといいます。 本書では、職員・利用者・地域が信頼関係で結ばれた「ひとつなぎの介護施設」を実現するための具体的な取り組みが紹介されています。職員への日常的な気遣い、利用者の尊厳を大切にしたケア、地域住民参加の勉強会や各機関と連携したイベントの開催など、著者の母と、その教えを大切に守ってきた著者の経験に基づいた実践的なアドバイスが満載です。 厳しい経営環境下でも生き残り、地域から選ばれる介護施設を目指す事業者はもちろん、これから介護事業を始めようとする人にもおすすめの1冊です。
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