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ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か (ちくま新書)

ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か (ちくま新書)

間永次郎

筑摩書房 / 20230907

累計読者数4
平均ハイライト数 18.3件/人
star総合評価 53/100
start序盤集中型
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この本について

日常で「正しいと思ってやっていることが、ほんとうに正しいのか」と迷う瞬間ってありますよね。誰かを傷つけないようにしたいのに、結局どこかで妥協していたり、自分の中の暴力性に気づいてしまったり。そういう時にガンディーの非暴力思想を読むと、きれいごとじゃ通らない世界でどう立つか、少しだけ視界がひらけます。 この本が面白いのは、ガンディーを“聖人”として扱っていないところです。塩の行進の裏に、識字率の低い農民の想像力まで動かした背景があったとか、彼自身が「臆病よりは暴力を選べ」と語った現実的な側面とか。そして何より、自分がどれだけ真実に従えるかを極限まで突きつめながら、家族だけは最後まで救えなかったという、人間としての限界も描かれています。ここが読者の抜粋に強く表れていて、他人事ではない重みがあります。 読んでいて感じたのは、非暴力って政治運動の話だけじゃなく、食べること、着ること、人間関係の距離感といった“生活の細部”にまで関わる姿勢なんだということです。世界は本質的に暴力的で、その中でどう生きるか。答えは簡単じゃないけれど、少なくとも「どこまで真実にしがみつくか」という問いを、自分の足元に引き戻してくれます。 自分の行動の理由を一度立ち止まって見直したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

贅沢な食、搾取によってつくられた服、宗教対立、そして植民地支配。西洋文明が生み出すあらゆる暴力に抗う思想・実践としての「非暴力」に迫る。  贅沢な食事をしないこと、搾取によってつくられた服を着ないこと、性欲の虜にならないこと、異教徒とともに生きること、そして植民地支配を倒すこと――。ガンディーの「非暴力」の思想はこのすべてを含む。西洋文明が生み出すあらゆる暴力に抗う思想・実践としての非暴力思想はいかに生まれたのか。真実を直視し、真実と信じるものに極限まで忠実であろうとしたガンディーの生涯そのものから、後の世代に大きな影響を与えた思想の全貌と限界に迫る。ガンディー研究を一新する新鋭の書!
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