ヨムナビ
「学力」の経済学 (ディスカヴァー携書)

「学力」の経済学 (ディスカヴァー携書)

中室牧子

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-06-29

累計読者数19
平均ハイライト数 26.7件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 63/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

子どもの勉強のことになると、「ほめたほうがいいのか」「ゲームは本当に悪いのか」「塾より先に何をすべきなのか」みたいな細かなモヤモヤが尽きません。周りの意見もバラバラで、正しさが分からなくなるんですよね。僕自身、親や先生ではなくても、教育に関する“なんとなくの常識”に振り回されてきました。 この本が助けになるのは、感覚ではなくデータで話をしてくれるところです。たとえば、ご褒美やほめ方についても「どんな言葉が子どもの意欲を下げるのか」「逆にどの声かけが粘り強さにつながるのか」が、研究の比較で見えてきます。また、幼児教育がなぜ投資価値として突出しているのか、ゲームやテレビにどこまで神経質になるべきか、といったテーマも“意外と気にしなくていい部分”“逆に軽視できない部分”がくっきり整理されます。個人的には、自尊心と学力の関係が「逆」であるという指摘が一番刺さりました。励ますつもりでやっていることが、子どもの学びの機会を奪ってしまう可能性があるんだと。 教育に正解はないけれど、少なくとも「根拠があるかどうか」で判断できるだけで、悩み方の質が変わります。この本が刺さるのは、子育てや教育について“ちゃんと考えたいけれど感情論には頼りたくない人”だと思います。僕と同じように、日々の迷いをもう少しクリアにしたい人には、静かに効く一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

中室牧子の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

教育書として異例の30万部突破! 「林先生が驚く 初耳学!」(2016/9/25,10/9,11/6放送)をはじめ、新聞・雑誌・各種メディアで話題! 社会現象にもなったベストセラーが待望の携書化! 「思ったよりカンタンだった! 」 「わかりやすくてスラスラ読めた! 」 など反響続々! エビデンス(科学的根拠)が明らかにした費用対効果の高い教育とは? 「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、 「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。 そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、 よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。 本書は、「ご褒美で釣ることは良いのか」ということから「少人数学級の効果」まで、 今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。 第1章 他人の〝成功体験〞はわが子にも活かせるのか? - データは個人の経験に勝る 第2章 子どもを〝ご褒美〞で釣ってはいけないのか? - 科学的根拠に基づく子育て 第3章 〝勉強〞は本当にそんなに大切なのか? - 人生の成功に重要な非認知能力 第4章 〝少人数学級〞には効果があるのか? - エビデンスなき日本の教育政策 第5章 〝いい先生〞とはどんな先生なのか? - 日本の教育に欠けている教員の「質」という概念 ※本書は2015年に弊社より刊行の『「学力」の経済学』の携書版です。 判型以外のコンテンツは同じですので、あらかじめご了承ください。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要