
この本について
食べる量は昔と変わらないのに、なぜか食後だけしんどい。お腹が空いているわけでもないのに何か口に入れてしまって、後で自己嫌悪になる。僕自身、こういう小さな違和感を「まあこんなものか」と放置してきた時期がありました。でも放っておくと、なんとなく体も気持ちも重くなるんですよね。 この本が面白いのは、いわゆるストイックな断食指南ではなく、「食べ方そのものを見直すと身体の反応が変わる」という視点が軸にあるところです。特に、視覚や聴覚を一度オフにして“今食べているものだけ”に集中するという考え方は、最初は少し大げさに聞こえるのに、試すと驚くほど効きます。一口を丁寧に味わうだけで、少量でも満足できたり、以前は気づかなかった香りや食感がわかるようになったりする。さらに、昼食を軽くすることで食後のだるさがなくなった、という記述は、僕自身の感覚とも重なりました。 あれこれ健康法を追いかけるより、自分の五感を取り戻すほうが早いのかもしれません。食べることを我慢の対象にするのではなく、「本来の楽しさ」を取り戻す。その結果として、食べすぎによる気持ち悪さや謎の腹痛が自然と消えていくというのは、かなりリアルな変化だと思います。 食べる量より“食べ方”でつまずいている自覚がある人には、特に刺さる本です。
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