
少食開運論(食と体編): 江戸時代の奇才 水野南北の教えに学ぶ 「食を慎めば運が開ける」
ロッキー山田
この本について
食べすぎている自覚はあるけど、じゃあ何をどう変えればいいのか分からない…という相談、よくもらいます。僕自身も「忙しいとつい食で帳尻合わせようとする癖」があって、なんとなく重さだけが残る日が続いていました。そんなときに読んだのが、この少食の考え方を江戸の知恵から拾い直した一冊でした。 刺さったのは、精神論ではなく「体の仕組みとしてどう動いているのか」を淡々と示してくれるところです。例えば、血糖を上げるホルモンはたくさんあるのに、下げるのはインスリン一種類しかないという話。これを知ると、食べすぎで疲れるのは根性の問題じゃなくて、ただ体に負担をかけてただけなんだと腑に落ちます。また、体のトラブルを“排出のプロセス”として見る視点も、無理に完璧を目指すのではなく「整えていくプロセス」として食と向き合えるようになります。 もう一つ良かったのは、著者が自分の生活をそのまま書いているところで、朝は生姜紅茶だけとか、昼はおにぎり一個でも案外まわるんだという現実的なラインに落ち着いていることです。黒バナナを選ぶ理由も、栄養の話を淡々と押さえていて、再現しやすい。少食という言葉の堅苦しさがほどけて、「まずは一食だけ軽くしてみるか」と思える温度感があります。 なので、この本は「食べすぎを責められるのは嫌だけど、体の重さをどうにかしたい人」にちょうどいいと思います。劇的に人生が変わる系ではなく、自分の生活に静かに馴染んでいくタイプの本です。僕もこの本を読んでから、食事の“量を決める時の基準”が少しずつ変わってきました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
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