
少食開運論(食と心編): 江戸時代の奇才 水野南北の教えに学ぶ「食を慎めば運が開ける」
ロッキー山田
この本について
最近、人とのつながりが薄くなった気がするとか、なんとなく心がざわつく日が増えた…そんな感覚を抱えている人、多いと思います。自分も仕事が立て込むと、生活リズムが乱れて「調子の悪さの理由がよく分からない」状態にハマりがちです。この本を読んだとき、そのモヤモヤの一部は、行動や環境よりもっと根っこの部分にあるのかもしれないと思わされました。 面白いのは、腸内環境と性格や行動の関係をかなり丁寧に扱っているところです。ファストフード中心の食事で腸内細菌の種類が激減する話や、社交性と特定の細菌の関連の話は、ただの健康本ではなく「自分の行動パターンの背景にあるもの」を見せてくれる感じがあります。さらに「腹八分目」という昔ながらの知恵も、我慢ではなく“節度を持つと気持ちまで変わる”という視点に置き換えられていて、食事の量を少し整えるだけで、内側から調子が合ってくる感覚が想像しやすかったです。 もうひとつ刺さったのは「玉は玉なり」という言葉で、環境がどうあれ、自分を変えるきっかけは小さな行動にあるという考え方です。大げさな自己改革ではなく、腸を整えるとか、少し人に会う機会を増やすとか、日常レベルの選択が後々の流れを変えていく。そういう現実的な温度感が、この本の読みやすさにもつながっています。 大きく変わりたいわけじゃないけれど、今の自分の“調子の悪さの正体”をそっと確かめたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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