
ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~ (光文社新書)
宗田 哲男
光文社 / 201511
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この本について
日々の食事って、なんとなく「バランスよく」と言われるままに続けているけれど、本当に自分の体に合っているのか…と立ち止まる瞬間があります。とくに、糖質をとると急に眠くなったり、空腹が早く来たりするあの感じに、うっすら疑問を持っている人は多いと思います。僕自身も同じで、この本を読んでようやく“体のエンジンって一つじゃない”という視点に触れました。 『ケトン体が人類を救う』は、糖質と脂肪の関係を「理論」と「実例」の両方で見せてくれます。胎児が高ケトン環境で育つ話や、脳がケトン体と相性が良いという説明など、食べ方の前提が静かにひっくり返される感覚があります。また、糖質を減らすだけでなく、タンパク質と脂肪をしっかり取る必要があるなど、実際どう動けばいいのかがかなり具体的に書かれているのも助かりました。がん治療との関係についても紹介されていますが、これはあくまで医師の取り組みや報告という文脈で、読み手としては「なぜ糖質がここまで注目されるのか」を理解する材料として受け取るのがちょうどいいと思います。 試してみるかどうかは人それぞれですが、食事にまつわるモヤモヤを一度整理したい人には確実にヒントがある本です。とくに「糖質が多いとどうも体調がぶれる気がするけれど、理由がわからない」という人には刺さると思います。僕もこの本で、日々の選択を少しだけ落ち着いて考えられるようになりました。
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