
人類最強の「糖質制限」論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる (SB新書)
江部 康二
この本について
食事を気にしているつもりなのに、体重も血糖値も思ったほど変わらない…。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていて、「どれが正しいんだろう」と迷ったまま時間だけが過ぎていました。カロリーを減らしても成果が出ないどころか、調子が悪くなることすらある。そういう体験がある人には、この本の言っていることがけっこう刺さると思います。 読んでみて腑に落ちたのは、糖質のとり方が体の反応を大きく左右している、というごくシンプルな視点でした。朝食で糖質を入れた瞬間に体脂肪の燃焼が止まる話や、食後高血糖がじわじわダメージになるという説明は、理屈というより「そりゃ続かないよな」と自分の生活と結びついてしまう感じがあります。さらに、糖質制限と聞くと「食べられないストレス」を想像しがちですが、肉やチーズ、ナッツ、蒸留酒など意外と選択肢が多いことも、この本が現実的に使えるところでした。「週1で好きなものを食べてもいい」という柔らかい姿勢も、無理なく続けられるイメージを持たせてくれます。 もう一つ quietly 刺さったのは、アドラー心理学に通じるような「他人の評価ではなく自分の体と向き合う」という視点です。糖質制限に限らず、健康の話はどうしても誰かの正解に寄りかかりがちですが、自分の体の反応を見ながら調整するほうがラクだし長続きしやすい。僕自身、そこがいちばんの収穫でした。 「がんばっているのに成果が出ない理由を、ちゃんと知りたい人」に特に向いています。糖質制限を礼賛する本というより、日々の選択を少し変えるだけで体の反応がどう変わるのか、現実的に見ていける一冊でした。
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