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炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~ (光文社新書)

炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~ (光文社新書)

夏井 睦

光文社 / 201310

累計読者数36
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star総合評価 53/100
start序盤集中型
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この本について

炭水化物をどう扱うかって、日常の中でずっと続いているモヤモヤの一つだと思います。食べすぎている自覚はあるのに、やめようとすると妙にそわそわしたり、逆に脂質を控えたほうが健康に良いと言われると「じゃあ何を信じればいいんだろう」と手が止まる。僕もずっとその往復運動をしていました。 この本が面白いのは、「食べすぎの理由」を意思の弱さではなく、体と心の仕組みから説明してくれるところです。炭水化物が口では甘くないのに体内でしっかり糖分へ変わっていくこと、血糖が下がると複数のホルモンが一斉に働き出して“補充”を急がせること、そして糖質を欲しがっているのは実は体より心のほうだという視点。これを知ってから、僕は「食べないように頑張る」じゃなく、「そういう反応が起きているんだな」と一歩引いて見られるようになりました。 さらに、著者自身が昼の白米をやめただけで血圧や脂質の値が改善した話は、劇薬的な成功談というより、「自分の生活のどこを触れば変化が出るのか」を考えるヒントとして素直に受け取れます。角砂糖に換算した糖質量の話も、食事を選ぶときに自分の中で基準が一つ増えた感覚がありました。 「食生活の迷いをもう少し理屈で整理したい人」に静かに刺さる本です。糖質制限を推すかどうか以前に、体がどう動いているのかを理解しておくと、日々の選択がちょっと軽くなる気がします。

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