
組織X――「エンゲージメント」日本一3連覇企業が語る、24のメソッド×事例
宮本 茂、白木 俊行
この本について
仕事の方針と自分の気持ちがズレている気がする。会議では色々決めているのに、現場ではやり切れずに終わる。メンバーとの1on1も、結局“仕事の確認会”でしかない。このあたりのモヤモヤ、僕自身ずっと抜け出せませんでした。 この本が面白いのは、「組織をどう動かすか」を語りながら、同時に「人がどう迷うか」も丁寧に扱っているところです。例えば、施策よりも“どこまで徹底してやり抜くか”の方が重要という話は、身につまされる人も多いはずですし、Plan→Do→Check&Actionを単なる型ではなく、可視化・高速化・完遂化という具体的な行動に落としてくれるので、明日からどこを変えればいいかが自然と見えてきます。 もうひとつ刺さったのは、仕事だけでなく「私事」「志事」を1on1に持ち込むという姿勢です。会社のWILLと個人のwillをすり合わせない限り、人は動かない。その現実とちゃんと向き合っているから、上下間や部署間の関係づくりの話もきれいごとで終わっていません。組織の独自性をどう確認し、顧客価値にどうつなげるかという視点も、読みながら自社の弱点や見落としていた強みに気づかされました。 組織づくりに正解を求めるというより、「現場の迷いをどう減らすか」を考えたい人に向いている本です。自分の働き方とチームの動かし方、両方を同時に見直したいタイミングに読むと、ちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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