ヨムナビ
ビリー・サマーズ 上 (文春e-book)

ビリー・サマーズ 上 (文春e-book)

スティーヴン・キング、白石 朗

文藝春秋 / 2024-04-08

累計読者数5
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約5時間17分
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 54%

この本について

仕事でも日常でも、自分をどう見せるべきかよくわからなくなる瞬間ってありますよね。強がりのキャラでいくのか、素のままでいくのか、あるいはもう何が本当の自分なのか曖昧になってくるようなとき。この『ビリー・サマーズ』は、そんな揺らぎの中にいるときに、ちょっと違う視点を置いていってくれる物語でした。 ビリーが“お馬鹿なおいら”という人物を意識せずに演じてしまうように、人は誰でも無意識に身を守るキャラをまとっているんだと思います。シートベルトを締めるみたいに。でもキングは、それが弱さでも偽りでもなく、生きていくための知恵だと描いてくれる。さらに、自分ではどうにもできないことで悩み続けるのは正気を削るだけだというビリーの感覚や、書くという行為がどれほど自分を丸裸にしてしまうかという描写も、妙に現実的で胸に刺さります。 この物語は派手な救いをくれるわけではないけれど、自分の弱さや迷いを「そういうものとして持っていていい」と整理してくれる力がある気がします。特に、自分の内側を言葉にすることに少し疲れている人にはしっくりくるはずです。 迷いながらも前に進もうとしている人に、静かに効いてくる一冊だと思います。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は8に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

スティーヴン・キング、白石 朗の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

作家デビュー50周年に放つ、至高のクライム・ノヴェル 狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。依頼人たちには、銃撃しか能がないちょっと抜けた男を装っているが、真の顔はエミール・ゾラを愛読する思慮深い人間であり、標的が悪人である殺ししか請け負わない。 そんなビリーが、引退を決意して「最後の仕事」を受けた。収監されているターゲットを狙撃するには、やつが裁判所へ移送される一瞬を待つしかない。狙撃地点となる街に潜伏するための偽装身分は、なんと小説家。街に溶け込むべくご近所づきあいをし、事務所に通って執筆用パソコンに向かううち、ビリーは本当に小説を書き始めてしまう。 だが、この仕事は何かがおかしい……。ビリーは安全策として、依頼人にも知られぬようさらに別の身分を用意し、奇妙な三重生活をはじめた。そしてついに、運命の実行日が訪れる——。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要