
漫才過剰考察
令和ロマン・髙比良くるま
この本について
お笑いが好きでも、漫才やコントの“どこがおもしろいのか”を言語化できないままモヤっとすることってありませんか。仕事でも同じで、「なんとなくうまくいかない」「理由は説明しづらいけど違和感がある」みたいな場面にしょっちゅう出くわします。私自身、その感覚を放置したまま流してしまうことが多くて、後から「ちゃんと考えればよかった」と悔やむタイプです。 『漫才過剰考察』は、その曖昧さに一度しっかり向き合うきっかけになる本でした。令和ロマン・髙比良くるまさんが、漫才の構造や歴史をただ語るだけじゃなく、「なぜそれが効くのか」「どんな環境で変わるのか」を徹底的に掘り下げていくんですが、それが驚くほど“日常の判断”にも通じてくるんです。例えば、お客さんを前に集めてから戦うという話は、仕事でも「場を整えてから動く」重要さそのままだったし、標準語と関西弁でボケの成立が変わるという指摘は、「同じ内容でも文脈が変われば伝わり方が変わる」という、ごく当たり前だけど忘れがちな視点を思い出させてくれました。 そして一番刺さったのは、漫才が“競技化”しすぎると停滞し、誰かがルールの外へ飛び出すことで流れがリセットされるという話。これって、私たちの働き方や創作の行き詰まりにもそっくりで、型を身につける時期と、型から離れる脚力が必要な時期があるんだよなと腹落ちしました。 深く考えるのが好きなのに、どこかで自分の思考に自信が持てない人。そんな人に静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




