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ぶらり世界裁判放浪記 (幻冬舎単行本)

ぶらり世界裁判放浪記 (幻冬舎単行本)

原口侑子

幻冬舎 / 2024-07-03

累計読者数3
平均ハイライト数 8件/人
推定読了時間 約5時間34分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%

この本について

ときどき、自分が見ている世界があまりにも“一枚板”に感じてしまうことがあります。制度も価値観も、どこか画一的に見えてしまって、「本当にこれが普遍なのか?」と疑いたくなる瞬間がある。でも、かといって海外事情を深掘りするほどの余裕も気力もない。そんなときに、この本のように“実際の現場を歩いた人の目線”で書かれたものが、思っていた以上に効いてきます。 著者が各国の裁判所を回りながら見たのは、立派な制度の説明ではなく、人々の生活臭のなかで動く「法のリアル」。例えば、赤ん坊の泣き声が響くマラウイの法廷の様子や、伝統法・宗教法・植民地法・近代法が折り重なるアフリカ諸国の複雑さ。あるいは、公開裁判の原則に潜む“他人の人生を娯楽にしてしまう怖さ”。どれも教科書的な知識ではなく、「制度の裏に生きている人間そのもの」を見せてくれます。 読んでいて救われるのは、著者自身が最初から高尚な問題意識を持って旅していたわけではなく、「友人におもしろいと言われたから」という曖昧な理由で法廷巡りを始めているところ。動機が立派じゃなくても、見える景色はこんなに変わるのか、と少し肩の力が抜けます。 自分の世界の広さを“制度”ではなく“生活の息づかい”から更新したい人に、とても静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

世界はこんなにも広く、美しく、おもしろい! ある日バックパッカーとなった東大卒の女性弁護士は、アフリカから小さな島国まで世界130カ国を放浪し、裁判をひたすら見続けた。豊富な写真と端正な筆で綴る、唯一無二の紀行集! 東大法学部卒、四大法律事務所に勤務していたエリート女性弁護士は、ある日、バックパックひとつで世界放浪の旅に出た。 時には砂浜で、時には荒れ地のテントで、現地の人々とともに酒を飲み、笑い、踊り、歌い、眠る。 そして彼女は裁判所を訪れ、歴史と人びとの姿を、活写しつづけた。 みずみずしい筆致で描かれる、珠玉の紀行集。 <『世界裁判放浪記』(コトニ社、2022年)に加筆・修正を加えた新装版> 【目次】 序章 旅の始まり バングラデシュ1章 アフリカ エチオピア/ケニア/マラウイ/ルワンダ 2章 ヨーロッパ フランス/イタリア/トルコ/ブルガリア 3章 BRICKS ブラジル/ロシア/インド/中国 4章 島国 ハワイ/サモア/フィジー/ニュージーランド 終章 旅は終わらない イギリス/東京 等
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