
どう生きるか つらかったときの話をしよう 自分らしく生きていくために必要な22のこと
野口 聡一
累計読者数65
平均ハイライト数 19.8件/人
star総合評価 68/100
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この本について
最近、他者から与えられた役割に合わせて動いているだけで、「自分は何を大事にして生きたいんだろう」と急に足が止まることがあります。仕事でもプライベートでも、誰かの期待に応えているうちは迷いが出ないのに、その前提がふっと消えると一気に不安になる。そんな感覚に覚えがある人、多いと思います。僕もその一人です。 この本が面白いのは、「自分らしく生きる」という言い慣らされた言葉を、きれいごとではなく“作業”として扱っているところです。たとえば、恐怖の正体を丁寧に掘り下げていくことでやるべき行動が見える話や、他者の目線から離れて、自分の価値やミッションを自分で決め直すプロセスがかなり具体的に語られています。「人生のドアを閉める勇気」という例もそうで、抽象論ではなく、状況が変わる瞬間に自分がどう動くかを考えさせられます。 読んでいて強く感じたのは、著者自身が一度“期待される側の生き方”を失ったところから、10年かけて自分を取り戻していったリアルさです。だからこそ、読者が保存している抜粋も、自己肯定の言葉というより「自分の輪郭を自分でつくる方法」に刺さっているんだと思います。 今のまま進んでいいのかぼんやり不安な人、自分で自分の方向性を決める力を鍛えたい人には、静かに効いてくる一冊でした。
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