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炭素会計 実務と戦略 スコープ3で始める新しい世界標準

炭素会計 実務と戦略 スコープ3で始める新しい世界標準

みずほリサーチ&テクノロジーズ

日経BP / 2024-06-22

累計読者数4
平均ハイライト数 33.8件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 64/100
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この本について

炭素会計に関わっていると、「どこまでが自社の排出で、どこからがスコープ3なのか」「部署ごとにデータが散らばっていて集めきれない」「結局どの原単位を使えばいいのか」みたいな細かい迷いが積み重なって、前に進みにくくなることが多いと思います。僕も最初の頃は、カテゴリの境界や扱いの違いで何度も立ち止まりました。 この本が助かったのは、そういう“実務でつまずくポイント”をそのまま拾ってくれているところです。例えば、リース資産をスコープ1・2に入れる国内実務とのズレや、カテゴリ1の削減方法が「金額ベースから物量ベースに変える」といった現場感のある話として整理されているあたりは、今のやり方を見直すきっかけになりました。カテゴリ9の輸送シナリオづくりや、一次データが取れないときの判断の仕方、さらには組織範囲の基準が今後どう変わるのかまで触れてくれていて、「迷った時に戻る場所」ができる感覚があります。 特に、自社の状況に合わせてどこまで精緻化するか、逆に除外理由を開示して割り切るか、その線引きの考え方が言語化されているのは大きいと思います。実務として“やれる範囲”をどう作るかに悩んでいる人ほど価値があるはずです。 炭素会計を「とりあえず算定する」段階から「戦略につなげる」段階に進みたい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「スコープ3排出量の算定」を学びながら、「脱炭素経営」を成功に導く要諦を解説! ●温室効果ガス排出量(スコープ1・2・3)の算定方法を、 算定基準「GHGプロトコル」に基づいてやさしく解説 ●排出量を削減するための手法と計画立案の基礎も解説 ●トヨタ自動車、テスラ、アップルなどの企業事例を通じて、炭素会計や脱炭素型のビジネスモデルへの理解を深めます 多数の国内大手企業に対し、スコープ3算定と脱炭素経営のコンサルティングを手掛けてきたみずほリサーチ&テクノロジーズが、企業が躓きやすいポイントを押さえて解説します。排出量の算定や、削減のための戦略を、自社で自信をもって検討・実践できるように導きます。 炭素会計とは? 東証プライム市場の上場企業には現在、温室効果ガス排出量の開示が求められている。自動車や電子機器などのサプライチェーンでは、世界の企業間で排出量データが流通するようになった。さらにはいかにCO2を排出しないビジネスモデルに変えるのか、投資家や市場が企業にその戦略を求めるようになった。だが、自信を持って戦略を語れるのは一部の企業に限られる。 炭素の排出を的確に把握し、削減への道筋を見通せることは、全てのビジネスパーソンが身に着けるべき基本的な素養となる。そこで世界共通で使われ始めたのが、「炭素会計」(カーボン・アカウンティング)だ。
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