
宝島 上下合本版 (講談社文庫)
真藤順丈
講談社
累計読者数5
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約8時間16分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
仕事でも人間関係でも、理由ははっきりしないのに心がザワつく時ってありますよね。足場が定まらない感じというか、「自分はいま何を大事にしているんだっけ」とふと立ち止まってしまうような。そんなモヤモヤに向き合うとき、物語の力が思った以上に効くことがあります。 『宝島』の抜粋を見ていると、読者が刺さっているのは、突然こみ上げてくる感情や、誰かの面影が重なった瞬間のざわめき、そして島の景色そのものに胸を揺らされるような“生の手触り”なんですよね。日常では流してしまうような感覚が、この物語だと否応なく引き戻される。登場人物の「だしぬけに」あふれる想いは、こちら側の曖昧な気持ちをそのまま拾い上げてくれます。 この本が効くのは、まず感情が動く瞬間を丁寧に思い出させてくれるところ。次に、登場人物たちの揺れる関係性が、自分の“誰を大切にしたいのか”という問いを静かに照らしてくれるところ。そして、沖縄という土地の息づかいが、忘れかけていた原点みたいなものを呼び起こしてくれるところです。派手に人生を変えるというより、心の奥で澱んでいたものを少しずつ溶かしていく感覚に近いです。 こんな人に刺さるのは、強がりながらも本当は誰かとのつながりに救われてきた自覚がある人。物語としても圧倒的ですが、それ以上に「自分の気持ちがどこから来ているのか」を確かめたい時にそっと寄り添ってくれる一冊でした。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
しのびこんだ米軍基地で突然の銃撃。混乱の中、故郷(シマ)いちばんの英雄が消えた。英雄の帰還を待ち望みながら沖縄(ふるさと)を取り戻すため立ち上がる、グスク、ヤマコ、レイ。長じて警官となり、教師となり、テロリストとなった幼馴染たちは、米軍統治下の時代のうねりに抗い、したたかに生き抜こうとする。第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞、三冠達成の傑作! 圧倒的熱量。 奪われた故郷を取り戻すため、 3人の幼馴染たちが米軍統治下の沖縄を駆け抜ける! 待望の合本版。 【収録作品】 ・宝島(上) ・宝島(下)
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




