
島はぼくらと (講談社文庫)
辻村深月
講談社 / 2013-06-07
累計読者数10
平均ハイライト数 5.9件/人
推定読了時間 約4時間47分
star総合評価 53/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 47%
この本について
人づきあいで、うまく距離がつかめなかったり、誰かの栄誉に乗っかってしまいそうになる自分に後ろめたさを覚えたり。あるいは、自分の居場所がどこにあるのか決めきれないまま、日々の生活を続けている。そんな時って、頭では整理しようとしても、気持ちだけが先に疲れてしまうことがあります。 『島はぼくらと』は、そういう曖昧な感情を、島で暮らす人たちの目線からゆっくり浮かび上がらせてくれる物語です。誰かにどう見られるかばかり考えて空回りする姿や、愛情があっても思い通りに伝わらない親子の距離、よそ者として暮らす迷い。それらが、淡々とした日常の中で丁寧に描かれていて、読んでいるうちに「みんなこんなふうに揺れて生きているんだな」と少し肩の力が抜けます。特に、相手の人生は相手のものだと気づく場面や、好きなことを続けるには好きじゃないことも必要だと気づくセリフは、現実の行動をちょっと変えてくれる実感があります。 日常の判断に迷いがちな人、心の整理がうまく言語化できないまま過ごしている人には、とても静かに効いてくる一冊だと思います。島の風景と人間関係の揺らぎの中で、自分の立ち位置をもう一度見つめ直したいときに、そっと寄り添ってくれる物語です。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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出版社による紹介
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。四人はフェリーで本土の高校に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷で知った大切なこと、すべてが詰まった書き下ろし長編。
読んだ内容を、もう忘れない。
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