
ビジネスパーソンのための使われ続けるダッシュボードづくりの教科書
⼋⽊ 幹雄
翔泳社 / 2024-10-09
この本について
ダッシュボードづくりって、「とりあえず綺麗に並べたのに全然使われない…」みたいな徒労感がつきまといますよね。自分も、関係者に見せるたびに“なんか違う”と言われては作り直す…を何度もやってきました。そもそも何を判断したいのか、誰のためなのか、その前提が曖昧なまま作るから迷走するんだろうなと感じていました。 この本が良かったのは、単に「見やすいダッシュボードを作るコツ」を並べるのではなく、利用者の職責・問い(BQ)・シーンを軸に“どうすれば使われ続けるのか”を地に足のついた形で示してくれるところです。たとえば、オーディエンスによって問いが全く変わる話や、結果を見たらすぐ行動に移せる成熟業務は定常レポートにすべき、逆に関係が薄い情報はアラートや共有ディスプレイで十分、という線引きは、自分の仕事にもすぐ持ち帰れる感覚がありました。さらに数地図やチケット循環系の図解など、工程を“可視化したうえで問いを導く”プロセスが丁寧に語られていて、思考そのものが整理されていく感覚があります。 「結局、誰が、いつ、何を判断するために見るのか」を掘り下げたい人には特に刺さるはずです。自分もモヤモヤしていた“要件整理から設計に進めない理由”が、この本を読んでようやく輪郭を持って理解できました。ダッシュボードを「作る側の都合」から「使う側の行動」に寄せていきたい人にはかなり頼りになる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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